レクサスの生産を日本からアメリカに。「ものづくり」の海外流出はとまらない?

トヨタは、トヨタ九州で生産、アメリカに輸出しているレクサスES350について、2015年夏を目処に、アメリカの工場であるTMMK(Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.)で生産をはじめることを発表しました。

2013_Lexus_ES350

トヨタ九州で生産しているESのうち、北米で販売しているES350をTMMKで生産(約5万台/年)するということですが、ハイブリッドのES300hは引き続きトヨタ九州にて生産するということです。また、北米以外の地域向けES350、ES250(北米未導入)もトヨタ九州で生産するとアナウンスされています。

 

すでに報じられているように、TPP交渉において日本からアメリカへの自動車輸出における関税が残されることも含め、タイムリーな生産のメリットもある現地生産のトレンドはますます加速しそうです。
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(山本晋也)

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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