アウディとプジョーが死闘を繰り広げた2011年の「ル・マン24時間レース」の余韻も覚めやらぬところですが、なんと、あのポルシェが2014年のル・マン復帰を高らかに宣言しました。
ポルシェによると、優勝争いができるLMP1クラスに完全に新開発のレーシングカーで臨むそうです。ポルシェは、2010年まで、アメリカン・ル・マン・シリーズ(ALMS)のLMP2クラスなどにポルシェRSスパイダーで参戦していて、スポーツプロトタイプカーの研究は続けてきています。ステートメントで「completely new developed race car」としているのもこれと関係があり、完全な新車であることを強調したいのでしょう。
ポルシェは、ル・マンで16回の優勝があり、なおかつプライベーターにも積極的にクルマを販売して、レースシーンを盛り上げるのに貢献してきました。そうした意味でも、かつてはル・マンにはなくてはならない存在でした。
ポルシェは、日本でも、長年に渡って日本車の前に立ちはだかってきており、国内モータースポーツのファンにとっても、ポルシェ抜きでレースを語ることはできないほどです。トヨタも、早ければ2012年にもル・マン復帰が噂されており、ポルシェ、トヨタを含めた今後の動向は目が離せません。
【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/07/01/38474
(ジム加納)