第7戦目となるカナダGP。ベッテル選手のロケットスタート、ハミルトン選手・ロズベルク選手のチームメイト同士での接触等、レース開始早々目が離せないレースでしたね。
モナコGPに続き2連勝目となるハミルトン選手が表紙の「F1速報カナダGP号」。
姉のyuriが期間限定「ル・マン女子」としてフランスへ出張中(!)の為、私、妹のharuが見所をご紹介します!
■SCOOP UP !! ふたつの誤算
カナダGPでマシンをアップグレードしてきたフェラーリ。スタート直後にインを突いてトップに躍り出たベッテル選手が、フェラーリ今季初優勝を飾るのではないかと期待した方も多かったはずです! しかし、チームの作戦ミスによりチャンスを逃すことに……。
その背景には、2つの誤算があったそうです。
2台とも2ストップでレースに挑んだフェラーリ。ギヤボックストラブルによりバトン選手がコース脇にストップした所で、バーチャルセーフティーカー(VSC)が導入されました。ここでピットインの指示をだすも、VSCだった為、マシン撤去後すぐに解除されることとなったのです。
「まさか1周かそこらで解除されるとは思わなかった」と、フェラーリチーム代表のアリバベーネ氏は振り返ります。
もう1つの誤算は、スタート時に装着していたウルトラソフトのデグラデーション。
金曜日の路面温度が44℃という高温だったのに対し、日曜日は20℃以上低い23℃だったため、デグラデーションの値が小さくなることを予測できなかったことが誤算となってしまったそうです。
今回はチームの作戦ミスにより優勝を逃してしまいましたが、メルセデス勢を追い詰めることができるパワーが十分にあることを証明したフェラーリ。今後どの様な熱いバトルが繰り広げられるのか、今から楽しみです!