トヨタ自動車が4年連続で世界販売首位を堅持したそうです。
同社は1月27日、ダイハツ、日野を含む2015年の世界販売台数を1015.1万台(前年比-0.8%)と発表。
同社を猛追していた独フォルクスワーゲンは、ディーゼル車の排気ガス認証試験偽装問題(ディーゼルゲート)などで993万台(同-2.0%)と、トヨタとの差が22万台に広がり2位に留まる結果に。
3位は984万台(同+0.2%)を販売した米GMでした。
日経新聞などの報道によると、トヨタ自動車は需要拡大が見込まれる小型車の生産・開発を一本化すべく、傘下のダイハツ工業の完全子会社化を検討しているとしています。
さらに同社は、タイやインドネシアに続くインド市場でのシェア拡大に向け、傘下のダイハツと競合関係にあるスズキとの提携を検討している模様。
トヨタとしてはスズキとの協業を進めるにあたり、まずダイハツを完全子会社化することで同社の立ち位置を明確化、その上でスズキとの協力関係を築く考えとみられます。
これまで各社が個々に調達していた部品を共通化してコストを下げたり、販売車種の重複を回避することが可能に。
トヨタは日本のモノづくりを守るための「オールジャパン構想」の実現に向けて動いており、今回の報道内容もその実現に向けた一環の動きと思われます。
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