ダイハツフェローバギーみたいな!?EV【次世代自動車産業展2011】


みちのくトレード合同会社の「シャープシューター」は、フルオープンのマイクロスポーツEV。ベース車両は、フランス北部の小さな町アニシュにあるセクマ社が製造しています。スポーティなデザインですが、ハイインパクトポリスチレン一体成型ボディは、軽量に作られています。

ボディサイズは、全長2500mm×全幅1400mm×全高1100mm。最高速度は60km/hで、航続距離は60kmとなります。2人乗りとはなっていますが、助手席の足下にバッテリーが搭載されており、膝を伸ばしてゆったりとは乗車できません。また、ガルウイングドアもあってかっこいいのですが、「雨天走行は難しいでしょう」とのことです。ちなみに、これまでの販売実績は1台だそうです。

みちのくトレード合同会社「シャープシューター」

 


山形県立米沢工業高等学校の「ME-III」は、同校の「ゼロエミッションプロジェクト」の中で、「公道を走れる車を作ろう!」を合言葉に誕生したEV。ボディは、生徒のデザインを基に、設計、原型を製作。ギア、トランスミッション、サスペンション、シートなども、地元企業の技術者の後押しにより作られています。

スタイルは、インサイト、CR-X、AZ-1を足したような雰囲気でスポーティに感じます。既にナンバーも取得しており、ゆくゆくは市販もしてみたいそうです。

山形県立米沢工業高等学校

 


日本EVクラブの「ジャメ・コンタント・オマージュ」は、またコンセプトが異なり、EVを組み立てて学ぶためのEVです。未来的なEVが並ぶ展示会場で、歴史博物館にでも行ったかのような外観には驚かされますが、すべてのパーツを一から組み立てると聞けば、そのシンプルさやスケルトン構造にも納得。

一見、シンプルにも見える同車には、EVを構成する部品がすべて網羅されており、これを組み立てることで、EVの原理と基本的な構造、部品の構成がすべて学べるそうです。2日間かけて行われる組み立て教室の参加費は7万円になりますが、勉強になると考えれば安いでしょうか?

日本EVクラブ

【リンク切れ、画像がすべて見られない方は】https://clicccar.com/2011/06/16/34435

(ジム加納)