三菱「デリカD:2」横滑り防止装置とプリクラッシュブレーキを標準装備

三菱自動車のコンパクト・ミニバン「デリカ D:2」が安全装備を充実させるなどのマイナーチェンジを受けています。

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2014年10月より登録車(継続生産車)に義務化となる横滑りを防止装置については、「アクティブスタビリティコントロール(ASC)」を全車に標準装備とすることで対応しています。あわせて、坂道発進時の後退を抑えるヒルスタートアシストも全車標準装備となりました。

また、従来はオプション設定となっていた低速域の衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM(Forward Collision Mitigation system)-City」を、「S AS&G」、「S」、「X」の各グレードに標準装備としています。

さらに、エンジンスイッチ、キーレスオペレーションシステム、ワンタッチ電動スライドドア(リヤ助手席側)など便利機能を充実させたエントリーモデル、「Limited(リミテッド)」グレードを新設定しています。

なお、デリカD:2 はスズキ・ソリオのOEMモデル。メーカー希望小売価格は1,515,240円~1,946,160円で、新設定された「Limited」グレードは、1,515,240円(2WD)と1,677,240円(4WD)となります(いずれも消費税8%込)。

ボディカラーは、新色のコメットグリーンパールメタリックほか、ブルーイッシュブラックパール、アーバンブラウンパールメタリック、シルキーシルバーメタリック、フィズブルーパールメタリック、パールホワイト(21,600円高)の全6色となっています。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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