フォルクスワーゲンが東京モーターショー2013にて世界初公開した「ツイン アップ!」は、同社の環境テクノロジーの象徴といえる「XL1」が積んでいる2気筒ディーゼル+モーター+7速DSGで構成されるハイブリッドシステムを、コンパクトなアップ!のボディに搭載した一台です。あくまでコンセプトカーですが、現実味ある構成は東京モーターショーの会場でも注目を集めているようです。
その透視図など、メカニズムをアピールする画像が公開されています。
最高出力35kWの0.83リッター2気筒ディーゼルと35kWの駆動モーターを合わせたシステム出力は55kW。バッテリーは総電力量8.6kWhのリチウムイオン電池となっています。2気筒ディーゼルエンジンは、小さいながらコモンレール式の燃料供給系を持ち、振動を抑えるためにバランサーシャフトも備えているというもの。モーターはDSGユニット内に収められてる様子も、画像で確認することができます。
空力には不利な短いボディながらCd値は0.30、低抵抗な165/65R15タイヤを履くことなどにより、欧州モードでの二酸化炭素排出量は27 g/kmと驚きのスペックを可能にしているということです。
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(山本晋也)