今回のBMWブースで、ショー開催前に一番注目されていたのはなんといっても「i8」でしょう。
「i8」は2014年にデビュー予定の高性能マシンのスポーツ性を持ちながら、小型車並みのすぐれた燃費効率を兼ね備えたプラグイン・ハイブリッド・モデル。最大出力170kW/231psを誇る直列3気筒のBMWツインパワー・ターボ・エンジンに131psのモーターが組み合わされ、発進から時速100kmまでわずか4.4秒で加速する性能をもっています。
しかも、走行性能が半端ないだけでなく、炭素繊維強化樹脂をボディに多用し軽量化していることやコンパクトカー並の低燃費を実現しているなど、まさに新世代のスポーツカーとしてブースでは凄いオーラが漂っています。
カンファレンスでは最高出力170psの電気モーターで駆動され2014年春に国内販売予定の次世代モビリティ「i3」とともにメディアから大きな注目を集めました。
コンパクトなボディながら「i3」は、プレミアムカーとして市場に投入されることがカンファレンスで発表されています。
iシリーズの発表でカンファレンスは終わりかと思いきやブースから走り去る2台。
その代わりステージに上がったのは、このショーがワールドプレミアとなった4シリーズ・カブリオレです。
もちろん、ステージ上でルーフを開けるパフォーマンスも忘れません。
ちなみにルーフはボタン操作ひとつで開けることができ、その時間はわずか20秒だそうです。
4シリーズ・カブリオレにオプションで運転席と助手席に装備することができるネック・ウォーマーについても紹介されていました。
カンファレンスで紹介されたのはiブランドの2車種と4シリーズ・カブリオレでしたが、ブースへまわると興味深い車両がまだまだありました。
そのひとつが「BMWコンセプト・アクティブ・ツアラー・アウトドア」です。
プラグイン・ハイブリッドシステムを搭載したコンパクトSUVコンセプトですが、フレキシブルな室内区間を実現しているなどレジャー活動を重視するユーザー向けのクルマとして工夫されていました。
展示車両のリアにはレジャー重視のクルマだけに自転車が搭載されています。
BMWブースにはこのほか4シリーズ・クーペやMシリーズなどクルマ好きにはたまらない車両が数多く展示されています。
東京モーターショーに行った際はBMWブースに行くことをカーマニアは忘れてはいけません。
●BMW i8
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/i/i8/2013/showroom/index.html
(テヅカ・ツヨシ)