スズキ・ソリオ、エネチャージとデュアルジェットで、25.4km/Lの省燃費に

スズキの小型乗用車「ソリオ」が2013年11月18日にマイナーチェンジ。フロントバンパーやグリルを変更(バンディット除く)したほか、一部グレードに、スイフトに搭載している「デュアルジェット エンジン」と「エネチャージ」を採用しているのがニュースです。

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駆動方式は2WD(FF)と4WDの2種類となるソリオ。エンジンは1.2リッターのK12B型を全グレードに搭載しますが、名前の後ろに「DJE」と付くのが、デュアルジェットエンジンとエネルギー回生システム「エネチャージ」を採用している新グレードで、X-DJE、S-DJE、特別仕様車BLACK&WHITEII-DJE、BANDIT-DJEとなっています。

そのDJEグレードの燃費性能は、従来のアイドリングストップ車(21.8km/L)に対して、燃費性能が約17%向上した25.4km/LのJC08モード燃費を達成しています。またDJEグレードの4WD車は21.6km/Lの燃費性能となります。

標準グレードの2WDはアイドリングストップ機構を装備しない、スタンダードなK12B型エンジンを積みますが、その燃費性能は20.4km/L。4WDは全車でデュアルジェットのK12B型エンジンとなり、アイドリングストップがつかないグレードの燃費性能は19.4~20.4km/Lとなっています。

※燃費性能はいずれもJC08モード

新登場したDJEグレードでは、燃費の良い運転状態やエネチャージ作動時のエネルギーフロー、エコドライブ度の採点などを表示する専用メーターを採用しているのも注目点。

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そのほか装備面では全車に「ワンタッチパワースライドドア」を装備、上位グレードに「パーソナルテーブル」を新採用することで、使い勝手を向上させています。

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ボディカラーには水色系「フィズブルーパールメタリック」、赤色系「フェニックスレッドパール」、銀色系「スチールシルバーメタリック」を新設定。メーカー希望小売価格は、標準のソリオが1,382,850円~1,892,100円。そのうち新採用されたデュアルジェットエンジンを積むグレードは1,646,400円~で、バンディットは1,646,400円~1,903,650円です。

また、特別仕様車はGリミテッドが1,399,650円~、ブラック&ホワイトIIが1,649,550円~、ブラック&ホワイトII DJEは1,780,800円~となっています。 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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