トヨタが日本で乗る「ロンドンタクシー」を出展!【東京モーターショー13】

以前に「トヨタコンフォートがロンドンタクシー風に変身する !?」という話題をお届けしましたが、11月22日に開幕する東京モーターショー2013にいよいよその実車が出展される模様。

TOYOTA_JPN_Taxi_Concept

トヨタ自動車によると『みんなが乗りたくなる、誰もが笑顔になれる日本ならではの「お・も・て・な・し」を感じさせる次世代タクシー』としています。

題して「JPN TAXI Concept」。

TOYOTA_JPN_Taxi_Concept

70年代にユニークな外観で話題になった米車AMC「Pacer(ペーサー)」を彷彿させるエクステリアデザインを採用。 

トヨタの説明によると、 

取り回しの良いボディサイズに優れた乗降性とゆとりある室内空間を
実現した次世代タクシーパッケージ。大開口電動スライドドアに
低いフロア地上高と段差のないフラットなフロアが相まって優れた
乗降性を実現。子供や高齢者も楽に乗り降りできるよう配慮したほか、
日常での使いやすさを追求した開放的な室内空間も確保。 

としており、パワートレインにはタクシーの走行パターンに合わせた優れた環境性能と経済性を併せ持つ、新タイプの「LPG-HVシステム」が採用されています。

同車は国土交通省の「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー認定要領」に準拠。 

TOYOTA_JPN_Taxi_Concept

助手席側電動スライドドアを中心にデザインされた親しみ易いプロポーションが特徴で「ロンドンタクシー」風の外観や優しくモダンなインテリアで纏められています。 

車両サイズは全長4350mm×全幅1695mm×全高1700mmで現行タクシー仕様の「コンフォート」比で345mm短く(W/B -35mm)、175mm高くなっています。 

TOYOTA_JPN_Taxi_Concept

全長は取り回し性に配慮して短くなっているものの、画像のように現行クラウン「コンフォート」の広々とした乗客足元スペースは受け継がれており、全高を大幅アップする事で、乗降性や広々感をいっそう向上させているようです。 

また開放感の有る大型ガラスルーフ部に設置された横長モニターには行先までのルートや料金目安など、乗客向けの情報を表示するなどの工夫が見られます。

TOYOTA_JPN_Taxi_Concept

日産がミニバン「e-NV200でEVタクシーの世界展開を進める中、トヨタは日本国内で圧倒的なシェアを占めるクラウン「コンフォート」をより乗客に優しい乗り物とすべく、HV化も含めて大きく進化させる計画のようです。 

■トヨタ クラウン コンフォート
  http://toyota.jp/crowncomfort/ 

■東京モーターショー2013
  http://www.tokyo-motorshow.com/ 

〔関連記事〕
・トヨタが2015年市販の予定の燃料電池車を展示【東京モーターショー2013】
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 (Avanti Yasunori) 

【画像ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】 https://clicccar.com/?p=235592

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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