雨のWEC富士、中嶋一貴とトヨタTS030ハイブリッド意外な戦いで2連勝!

10月20日に富士スピードウェイで決勝が行われた世界耐久選手権第6戦 富士6時間レース。cl03

 悪天候に見舞われセイフティーカーと赤旗中断で一切追い越し禁止のままレースというものがなされず15時40分ころにレース中断、そして終了となってしまいました。とりあえずレースは成立とされ、ポイントはハーフポイントとなりました。

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 本来なら追越が禁止なワケですから予選順位のまま結晶順位となるところですが、あまりの大雨の中でピットインするをするチームも多く、ポールポジションだったゼッケン1番のアウディもルーフのエアインレットのフィルターが雨で調子が悪くなりピットインを余儀なくされてしまいます。

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 予選2番手だったゼッケン8番のトヨタTS030ハイブリッドもピットスタートとなり、気がつけば中嶋一貴選手の乗るゼッケン7番のトヨタTS030ハイブリッドがトップ。

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 そのまま三度の赤旗中断でレース成立となり、ちょっとタナボタ感が否めませんが、ゼッケン7番のトヨタTS030ハイブリッドが優勝となったわけです。

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 運を味方につけることも立派なレースです。この調子で上海、バーレーンも優勝を狙っていただきたい、と切に願います。

(文・写真:北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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