パガーニ「ウアイラ」 クルマ好きの夢を実現。イタリアから真のスーパーカーが上陸

イタリアン・スーパーカーブランド「パガーニ」の新型車「ウアイラ」が、ついに日本に上陸です。

特徴的な四本目、触覚のようなフェンダーミラー、正統派ガルウィングドアでスーパーカーらしさをアピールする、このスーパースポーツは、パガーニの最新モデル「Huayra(ウアイラ)」です。日本法人「パガーニ・ジャパン」から発売され、本国イタリアからパガーニ・アウトモビリのオラチオ・パガーニ代表が来日してお披露目しました。

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スーパーカーを買うことは成功者の夢といえますが、理想のスーパーカーを作ってしまうというのはクルマ好きにとって究極の夢といえるものです。

このパガーニ・ウアイラは、AMGのV12ツインターボエンジン(730馬力!)やブレンボのブレーキ、ピレリーのタイヤ、MHGのチタンエキゾーストなどなど、考え得る最高の素材を集め、それを空力と軽さにこだわりぬき、センターモノコックはカーボンチタニウムで製造されたボディにまとめるという、まさしくドリームカーになっています。

軽さへのこだわりはミッションの選択にも見て取れます。最新のスーパースポーツらしくヒューマンエラーを排する2ペダルとなっていますが、その中身はシーケンシャル7速MTをベースにしたAMT(自動クラッチ)仕様。ミッドシップにV12エンジンを搭載するレイアウトのため、ミッションはリヤ・オーバーハングに位置することになるので、できるだけ軽くすることが運動性につながるというのがパガーニの主張で、このユニットは92kgしかないといいます。仮に、いわゆるDCTにした場合、ミッション重量はいまよりも70kgは重くなるとのことです。

セミオーダーの販売スタイルということもあり、日本上陸にあたって、いわゆる価格はアナウンスされていませんが、それもスーパースポーツらしいところ。だけど気になるお値段は、およそ1億5000万円から、と言われています。夢を買う、そんなクルマ、いや芸術品なのかもしれません。

●主要諸元
全長:4605mm
全幅:2036mm
全高:1169mm
車両重量:1350kg
前後重量配分:44:56
エンジン型式:AMG M158
エンジン形式:V型12気筒ツインターボ
総排気量:5980cc
最高出力:730馬力
最大トルク:1000Nm

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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