ニューヨークのタクシーといえば、文字どおり黄色い車体色が際立つ「イエローキャブ」として有名ですね。今年10月からはNV200をベースとしたモデルに順次切り替わっていきます。さらに、4月22日には、ニューヨーク市と北米日産のNissan North Americaが共同でEVタクシーの試験サービスを発表しました。
6台の日産リーフ・タクシーがニューヨーク市内を走りながら試験運用するもので、早速ブルームバーグ市長も乗り込むなど、その模様が報道陣に公開されています。リーフのタクシーは日本でも最近見かけるようになりましたが、NYではドライバー宅に充電器を設置するほか、急速充電器(CHAdeMO)を市内の3か所に設けて、電欠を防ぐようです。
あるドライバー氏はインタビューで、「充電具合と目的地により乗車を断ることもあるかもしれないが、大半は市内なので問題ないはず」と語っています。
2020年には、市内のタクシーの3分の1をEVにしたい考えで、NV200とリーフのイエローキャブがニューヨーク市内を走っている姿を想像すると、日本人として何だか誇らしい気持ちになります。
(塚田勝弘)