ホンダが次期「シビック Type R」を皮切りに直噴ターボ攻勢へ !

まもなくHV専用車 9代目新型アコードHVの国内発売を予定しているホンダですが、一方で今後、日本車ではまだ少数派の過給ダウンサイジング・エンジンによる攻勢をかけるようです。 

CIVIC TYPE R EURO WTCC
CIVIC TYPE R EURO WTCC

新聞報道などによると、ホンダは欧州向け次期「シビック Type R」を皮切りに低燃費化を図った直噴ターボエンジンを複数車種に搭載して欧州、日本、米国、中国などに導入、中期的に年間100万台を超えるグローバル販売を見込んでいると言います。 

CIVIC TYPE R EURO (従来モデル)
CIVIC TYPE R EURO (従来モデル)

実際、ホンダの伊東社長は2012年9月の記者会見の中で「2015年にFFでニュルブルクリンク最速のシビック Type Rを欧州へ投入する」と発表しており、その手段が今回の「直噴ターボエンジン」だったという訳です。 

ホンダはジュネーブモーターショー2013のプレスカンファレンスでもWTCCマシンで培った技術をフィードバックしながら同車の開発を進めていることや、2013年中にニュルブルクリンクでテストを開始、市販目標が2015年であることを発表しています。 

CIVIC TYPE R EURO WTCC
CIVIC TYPE R EURO WTCC

またスバルもBOXERエンジン搭載全モデルの直噴ターボ化を予定しているようで、既販のレガシィに続くインプレッサなどへの搭載が注目されています。

こうした直噴ターボエンジンは低燃費化だけでなく、「走りの愉しさ」も期待できるだけに、この分野で先行する欧州車は勿論のこと、国内でもホンダやスバル以外のメーカーからの本格参入も考えられます。 

CIVIC TYPE R EURO
CIVIC TYPE R EURO

過給ダウンサイジング・エンジンは「スポーティ」なエコカーの切り札として、日本でも今後のトレンドとなるかもしれません。

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■ホンダ UK CIVIC Webサイト
http://www.honda.co.uk/cars/newcivic/ 

■ホンダ WTCC Webサイト
http://world.honda.com/WTCC/

 (Avanti Yasunori) 

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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