新型スペーシアは、子育てママ向けだけじゃない。パパ向けにも「カスタム」が出ますゾ!

新型スペーシアは、見かけはプレーンで優しいスタイルですが、中身にはスズキの最新技術がギッシリ詰まっています。そして「広くて軽くて燃費が良い」、まさに軽の本分のようなクルマに仕上がりました。だから子育てママにはもちろん、クルマ好きのパパも(強面仕様が出番を待っています)きっと満足できると思います。

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■特徴:最新技術で、室内長も燃費もクラストップの実力派!

新型スペーシアは新世代プラットフォームを採用して、最大で90?の軽量化とクラストップの室内長を実現しました。新型の直3エンジンはNAとターボを用意。ロングストロークと高圧縮比で、低速トルクと高効率を両立しています。エコ技術の「エネチャージ」は減速エネルギーをリチウム電池に回生する仕組みで、エンジンの発電負荷を大幅に削減しました。また時速13キロ以下になるとエンジンが止まる「新アイドリングストップ」、そして停止中でも畜冷材が冷気を放出する「エコクール」が冷房のためのエンジン再始動を抑制。これらの相乗効果によってNAが29km/l、ターボが26km/lというガソリン車としては驚異的な燃費を達成したのです。

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■使い勝手 :とってもスペーシーで開放的な広々空間が自慢!

スペーシアの名前通り、室内はどこに座っても明るく開放的な空間が一番の魅力です。シートは前後ともベンチシートで、腰のある座り心地が好印象。インパネは全車標準のオートエアコンのパネルがとてもスマートですね。収納では本当に必要とされるスペースを厳選。中でもインパネのティシュBOX収納やロールサンシェードは、子育てママには嬉しい装備です。荷室もリアシートの前後スライドとダイブ式フルフラット機能で、優れた使い勝手を実現。ワンタッチで施錠開閉ができる自動スライドドアも、両手が塞がりがちな子育てママへの応援装備です。

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■バイヤーズガイド:メインが子育てママなら「X」、パパなら「T」がオススメ!

新型スペーシアの価格帯は、約123万〜154万円。グレードはNAが2つ、ターボが1つのシンプル構成です。子育てママが運転のメインなら、燃費が優れたNAが良いでしょう。廉価版「G」でも不自由はありませんが、パワースライドドアやロールサンシェードが付いた充実装備の「X」が、お買い得でイチオシ!  またパパの運転が中心だったり、4人フル乗車の機会が多いなら、充実装備で力のあるターボ「T」がお勧め。なお約12万円高で4WDも選べます。更にパパがクルマ好きなら、初夏に販売予定の「カスタム」を狙うのもありでしょう!

軽のスズキが最新技術を駆使して、子育てママのニーズに応えた新型スペーシア。パレットはライバル他車を追いかける立場でしたが、新型スペーシアはライバル他車からベンチマークとして追われるんじゃないかしら。そして標準スペーシアとカスタムの両面作戦は、軽ハイトワゴン市場に旋風を巻き起こす予感がします。

■新型スズキスペーシア http://www.suzuki.co.jp/spacia/

(拓波幸としひろ)

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