麻布十番商店街に本物のレーシングカーが路上駐車!

10月16日夕方、東京都港区の麻布十番商店街に突如WTCCマシンのシボレー・クルーズが出現しました!

実はここ麻布十番で、WTCC世界ツーリングカー選手権でWTCC三連覇を目指すシボレーが、同じくシボレー・クルーズでドライバーチャンピオンを争う選手を招いてのWTCC鈴鹿戦直前交流イベント「シボレー・スピード・ナイトwith ドライバーズ」を開催されたため、このような光景となりました。

出席したドライバーは右が現在同点で2人いるWTCCポイントリーダーのひとりロブ選手。左がそれを追うポイント3位のアラン選手。ともにシボレークルーズに乗りWTCCでチャンピオン争いをしている選手です。

冒頭の挨拶でロブ選手は「ドライバーズチャンピオンも大事だが、鈴鹿で確実に勝ってシボレーのメーカータイトル3連覇を達成したい」と話します。

アラン選手は「鈴鹿からホンダが参戦するが脅威となるか?」との質問に「ホンダはテストでだいぶ走りこんでいるし、走らせるチームもイタリアの優秀なチームなので強敵ではあるけれど、それはあくまでも紙の上での話し。実際のレースでは我々の方が強い」と強気の発言。

同じ質問にロブ選手は「ホンダはまず完走を目指すべきだ。それがホンダファンに対してとても重要なことだ」と話しています。

そして、シボレー三連覇に向けた必勝ダルマに選手の二人が片目を入れます。なお、このダルマは鈴鹿サーキットに持ち込むとのこと。果たして鈴鹿で両目が入るかどうか楽しみなところです。

鈴鹿戦を前にしてのWTCCメーカータイトルのポイントはシボレーが761点、BMWが486点と大差をつけていますが、エントリー数の多いBMWが残り3戦×2レースを全て上位独占してしまった場合はまだ逆転の可能性が辛うじて残されているという状況。

シボレーがこれまでどおりの圧勝をすれば鈴鹿で前人未到のメーカータイトル3連覇を達成という、大きなヤマ場を迎えます。

このブルーのマシンが鈴鹿で凱歌を奏でるかどうか、非常に楽しみなWTCC鈴鹿戦、決勝は10月21日です。

なお麻布十番商店街でのWTCCマシンの展示は、警察から道路使用許可を得て展示していますのでご安心を。

 (北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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