ホンダN BOXが2012年度上半期の軽乗用車セールスNo.1を獲得

軽自動車といえば、スズキやダイハツのイメージが強いかもしれませんが、すでに時代はホンダに向かっています。そしてN BOXシリーズの2012年度上半期(4月~9月)の販売台数が118,431台、軽四輪車の新車販売台数ナンバーワンとなりました。

東京モーターショーでアピールした後、2011年12月に「N BOX」をデビューさせたホンダ。
ホンダの軽自動車が存在感に満ちていた360cc時代の「N」というネーミングを復活させたのは伊達ではありませんでした。

2012年7月には「N BOX+」も追加しているN BOXシリーズ、2012年4月から5ヵ月連続で軽自動車の販売台数第1位をキープ、すでに発売以来の累計販売台数は16万台を超えているということです。

●2012年4~9月 軽乗用車販売ランキング
1. ホンダ  NBOX 118,431台
2. ダイハツ  ミラ 104,512台
3. スズキ ワゴンR 96,412台
4. ダイハツ タント 88,045台
5. ダイハツ  ムーヴ 74,432台
6. スズキ アルト 58,976台
7.日産 モコ 31,699台
8. スズキ パレット 31,029台
9.日産 ルークス 24,514台
10. スズキ MRワゴン 22,759台
※社団法人 全国軽自動車協会連合会調べ

なお、セールストップ10の前年同期比は、ミラが250%近い伸びなのをはじめ、いずれも110%以上となっていて、軽乗用車全体としても勢いがあることが伺えます。
また、1800mmクラスのハイトワゴン、省燃費セダン、1600mmクラスのトールワゴンでトップ3を形成していることからも、特定のジャンルに偏らない市場となっていることも見て取れます。

先日フルモデルチェンジしたスズキ・ワゴンRや、間もなくデビューするホンダN ONEといったモデルが、2012年度下半期から来年度にかけてのランキングにどのように影響してくるかも見逃せない軽自動車マーケットといえそうです。
(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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