山本晋也 
2012年9月27日に開幕したパリモーターショーにて、スズキが同社として初となるCセグメントのクロスオーバー・コンセプト『S-CROSS』を公開しています。
LEDランプやメッシュグリル、20インチホイール、フロントのスキッドプレートなどのディテールはコンセプトカー的ですが、このクルマをベースとした市販モデルは2013年末までに登場予定ということで、全体としては市販車をイメージさせる仕上がりとなっています。
エンジンや駆動方式などは未発表ながら、後傾したルーフラインなど空力を重視したクロスオーバー・スタイルは、燃費性能が求められる時代性を意識したものということ。
なお、パリモーターショーでのプレスカンファレンスによれば、スズキは「来年以降、欧州市場に毎年新商品を投入していく予定」とのこと。そのイメージリーダーの一台として、このS-CROSSは位置づけられているようです。
果たして、SX4の後継モデルなのか、それともエスクードにかわる存在となるのか。市販モデルでのポジショニングも気になるコンセプトカーといえそうです。
（山本晋也）
