残念!? 欧州タイプの横長ナンバープレートは見送りになりました…

欧州タイプの横長ナンバープレート(自動車登録番号標)を国土交通省が検討するために、ナンバープレートのあり方に関する懇談会を開催していましたが、その「最終とりまとめ」が発表されました。

ご当地ナンバーの拡大や表示項目の増減など様々なテーマの中で、気になる「横長プレート」については

『ナンバープレートの形状を実際に見直すだけの正当性やメリットを十分には説明できていない』

ということで引き続きの検討課題とされ、近々の実現化は見送られてしまいました。

その理由として、スタイリッシュという理由以外に横長プレートのメリットが少ないのに対して、プレート形状を変えてしまうと、『既存車両の改修、駐車場管理等で活用されているナンバープレート読取システムの改修等、いわば社会的コストの発生が見込まれる』というデメリットが考えられるため慎重にならざるを得ない、ということです。

なお、数年内に対応すべきテーマとして挙げられたのは、以下の3点となっています。

1.「ご当地ナンバー」拡充への対応
2.「希望ナンバー制」の充実
3.ナンバープレートの視認性と盗難防止対策

これにより、どのようなナンバープレート(自動車登録番号標)へと変わっていくのでしょうか。なお、今回のテーマとなっているのは登録車に関するものだけで、届出車(軽自動車)のナンバープレート(車両番号標)などについては検討課題となっていないということです。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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