BMWにはM3やM5といった高性能モデルの開発や、レース活動を行なう関連会社のM社がありますが、そのM社のもう一つの仕事に高品質なカスタムメイドというのがあります。
王侯貴族を始めとしたセレブリティの要望に応えるのが仕事で、贅を尽くしたクルマを作ります。いわばカスタムメイドですね。このようなカスタムメイドをインディビジュアルと呼ぶのですが、6シリーズ グランクーペにもインディビジュアルがオプションとして用意されています。
まずボディカラーはマット仕上げが特徴のフローズン・ブロンズ。マットなフィルムを貼ったクルマをちらほら見られるようになりましたが、こちらは純正の塗装でトップコートもされているそうです。
輝かないのにこの存在感。不思議な力強さを感じます。もちろんワックスがけ禁止で価格は50万円。フィルムですと、少しだけ安くて後ではがせることから一度で二度おいしいかもしれませんが、純正というのがスゴイですよね。
続いてはインテリアですが、なんと137万円のオプション、室内の至る所がレザーになるインディビジュアル・コンポジションも選べます。
これはフルレザー・メリノ・インテリアの110万円、象嵌細工インテリア・トリム・インサート・レザー・ステアリングホイールの12万円、アルカンターラ・ルーフライニング6.5万円、象嵌細工インテリア・トリム・インサート・レザー・ステアリングホイール12万円、などがセットになったものですが、至る所が上質なレザーで包まれており、天井まで!
天井なんて普段見ないしさわらないし、やはり見えないところ(見えるけど)までお金をかけるのが高級ってことでしょうか。
写真はほんの一例で、豊富なカラーが設定されています。こちらはオパールホワイト&アロマブラウンの組み合わせですが、見た目は落ち着いている雰囲気なのに艶っぽさまで感じさせてくれました。
なんとも凄いオプションもあるのですね。
■BMW 6シリーズ グラン クーペ 640i/650i(F06)
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/newvehicles/6series/gran_coupe/2011/showroom/
(佐藤みきお)
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