先日ランドセルの発売という衝撃のニュースを発表したSTI。
STIオンラインショップではTシャツを初め、オリジナルキャップなど、スバルファンが喜ぶSTIグッズやSTIウェアを発売しているのはなのですが、このオンラインショップを通じてSTI初となるランドセルを発売する事が予定されているようです。
全くクルマと関係ないように思えるランドセル、実はSTIによれば、意外にクルマ造りに共通する部分があるとのこと。
例えば、一般的にはランドセルと言えば1年生から6年生まで買い替える事がほとんどない物ですので、耐久性が重要になります。
そこで、ランドセル業界でも有名なクラリーノ素材を採用する事で耐久性を確保。
常に限界に近い状態を維持したまま走行する耐久レースなどでは、その名の通り、クルマの耐久性が重要になります。
STIのランドセルは6年間の無償修理保証付き。しかも修理中は代車ならぬ、代ランドセルを貸出ししてくれるそうです。
次に軽さ。これも毎日通学の際に背負って歩く子供たちの事を考えれば、中に入れる教科書やノートは軽く出来ない分、ランドセルの軽量化は重要ポイントです、
もちろんクルマ造りでも、速く走る為には軽量化は必須。STIでは市販車でもインプレッサで競技用軽量モデルであるspecCを世に送り出している事からも、軽量化のプロとも言えます。
そして、子供たちが背負って歩く際にも、バランスを崩したりしないよう、重心位置や調節機能を工夫し、疲れにくく、歩きに易い構造としているそうです。
もちろんクルマ造りでもバランスは重要。特にシンメトリカルレイアウトのスバル車では、重心のバランスは国産車の中でもかなり高いレベル。
そのハイレベルな重量バランスをレースに活かすボディワークをするSTIが手掛けるランドセルも重心のバランスを重要視して、転倒しにくくしたり、ランドセルそのものが軽く感じられるように作られているそうです。
さらに、子供たちの登下校の際に重要になって来る安全装備。
ランドセルには反射材を多用したり、とっさの時にすぐに作動させる事の出来る防犯ブザーフック、個人情報に繋がる名札は、あえて見えない部分に設置されるほか、最近の傾向に合わせ、携帯電話や自宅のカギ等を取り付け収納できるカールコード付きポケット等も装備。
この辺りはクルマの技術や装備としてリフレクターやセキュリティーシステム、さらにはクルマに重要視されるポケッテリアの数々というノウハウが活かされていると思いました。
あらゆる部分でクルマ造りへの拘りがランドセル作りに活かされている逸品。
用意されているカラーはブラックとチェリーレッド。
6年後に卒業した際には、有償となりますが、ランドセルをリメイクしてミニチュア化するサービスも予定されています。
予約発売開始は7月3日午前10時から。予約発売開始日より、CAR DO SUBARU 三鷹2階のSTIギャラリーに展示予定で、実物を手に取って確かめることが可能です。
発注後、STIオリジナルデザインの化粧箱に入り、届くのは2012年12月中旬を予定。
価格は63,000円(税込)ですが、限定50個(シリアルナンバー入り)なので、即完売の予感がします。
■ランドセル-STI Version2012- 限定50個 シリアルナンバー入り(スバルテクニカインターナショナル)
http://www.sti.jp/sticollection/randoseru2012.html
(井元 貴幸)
【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=164379