売れまくっているトヨタのアクア。今さらながらタイムレンタルで乗ってきた!その1

トヨタのハイブリッドカー、アクア。売れまくっているようですね。いまから注文すると納車は9月か10月とか。何でそんなに売れているのか?

これはやっぱり乗ってみないとわからないでしょう。

ということで池袋のトヨタショールーム、アムラックス東京で行っているお手軽レンタカーシステム「タイムレンタル」でアクアを借りて乗ってみました。

タイムレンタルは60分と90分の2コースがあり、平日は60分1000円、90分1500円(土日祝は500円増し)と、お手軽な料金で乗れるのです。あくまでもレンタルですから、ディーラーで試乗車に乗った後のような営業攻勢がかかるようなこともありません。

いまならなんと、あのTOYOTA86とプリウスPHVが無料レンタル中!

前置きはさておき、いざアクアを借りて池袋から護国寺経由で四谷方面にレッツゴー!

この日は結構な大雨で高速道路の下を通ると所々で排水の直撃を食らうのですが、これが屋根に当ると結構うるさい。いかにも鉄板が薄そうな音がするのです。いや、鉄板が薄くても剛性が足りないとか安全に問題があるなどということ言うつもりはありませんよ。いまどきのクルマは高張力鋼板を使っていますから強度は充分、その分薄く作れるのですよ。それにしてもかなり薄く作っているなぁ。

屋根についてはカタログにも書いてあったのですが、カモメルーフという形状でかなり強度を持たせているので屋根に薄い鉄板を使っても大丈夫なんですね。その分重心を下げられるということで。

走り出すとこれが結構速い。そもそも2代目プリウスのエンジンとモーターをヴィッツのサイズに入れたわけですから速いのは当然かもしれません。エコモードを解除すればプジョー207とかアルファロメオのミトくらいは加速します。変速機が電気式、変速の風味はCVT風なので「官能的」なエンジン音は期待できません。そもそもトヨタのハイブリッド、低速で走るときはモーターで走っちゃいますから、エンジンすら動いていないですけどね。 

アクアに限らず、プリウスも含めてトヨタのハイブリッド専用車のミッションはモーターで挟むようなカタチで遊星ギアが入っているのですが、見た目が単純な構造なのに凡人の筆者などでは理解できないくらい複雑な変速や制御を行っています。ここは何回説明を聞いても理解できないんだよなぁ。一つだけ言えることは、とてつもなく小さい、ということです。

ハンドリングも悪くないんですよ。このサイズでもヴィッツの安いほうのグレードだと交差点を曲がるだけでも盛大にロールするのですが、アクアはロールの量がかなり少ない。リアシートの下にハイブリッド用の重いバッテリーを入れているので、その分重心が低い。ロールする支点の位置が低いからボディーが揺さぶられることがない、というわけです。

ボディーの傾きが強くない、ということはサスペンションのバネを硬くする必要も無いわけで、柔らかいバネを使うことが出来ます。つまり乗り心地もいいということです。

速くて乗り心地がよければ後は燃費ですよね。ハイブリッドだから悪いはずは無いのですが、実際に街中で乗っている限りではプリウスと同程度な数字の18km/L。エコモードを解除して元気めに走ってこの数字ですから悪いという事は無いのですが、サイズ的に予想していた数字は20km/L以上だったので若干拍子抜け。
ただ同じ走行条件で筆者の所有するVWポロGTIは9km/Lと考えると軽く2倍は走れちゃうということで、やっぱりアクアは燃費がいい。

見た目がいいのもポイントかも知れません。ヴィッツと比較すれば背が低くて速そうに見えますよね。フロントマスクは遠めに見れば86や、もっと言ってしまえばLFAに見えないこともない。その上サイズが絶妙にコンパクト。プリウスではデカイ!という人はかなり多かったので、やっと扱いやすいサイズのハイブリッド専用車が出てきたというところが評価されているのでしょうか。

その2・内装のチェックにつづく

(北森涼介 写真:松沼 猛)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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