その内容は、次期「マツダ ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」の FR アーキテクチャをベースに、マツダおよびアルファ ロメオ(フィアット傘下)向けのオープン 2 シータースポーツカーの開発・生産に向けた協議を開始することに合意したというものです。
この新型モデルは、マツダブランドとアルファ ロメオブランドで明確に差別化され、それぞれのブランドごとに象徴的なスタイルを持つ FR ライトウェイトオープン 2 シータースポーツカーとして開発されるということ。また、両社の車種には、それぞれのブランドごとに独自のエンジンを搭載する予定と発表されています。
また、どちらのモデルもマツダの本社工場で生産することを想定しており、アルファ ロメオ向けの車両については 2015 年に生産を開始することで検討を進めているということです。
整理すれば、マツダ・ロードスターとアルファ ロメオのオープン2シーター(過去のモデルを参考にすれば『スパイダー』と予想)が兄弟車となり、日本で生産されるというわけ。とはいえ外観やエンジンは異なるといわれているので、トヨタ86/スバルBRZとは、さらに一歩進んだ兄弟関係といえそうです。
また、これによってマツダ・ロードスターの生産規模が確保されることで、マツダのFRアーキテクチャの開発コストが明確になることは、将来的な存続がいわれているロータリースポーツにもつながりますし、また日本国内での雇用確保にもポジティブ。久しぶりのグッドニュースといえそうです。
■発表リリース(pdf) http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2012/201205/120523a.pdf
(山本晋也)