日本自動車販売協会連合会によりますと3月の軽自動車を除いた新車販売台数は、前年比の63%である27万9389台と、3月としては統計以来最大の下げ幅となったそうです。
2010年3月は補助金の影響もあって44万3298台。2011年2月の台数は25万2634台ですから、一年で一番クルマが売れると言われている3月としては、非常に厳しい結果になったといえるでしょう。
軽自動車は15万8210台で、こちらも前年同月比68.4%。やはり震災の影響は大きいようです。
こうした販売が低迷した理由は、この大震災による東北地方の販売減、そして自粛ムード、クルマの製造ができないといったことでしょう。
このうち被災地は仕方がありません。
そして欲しい車種が作られていないという方も仕方ありません。
メーカーは順次生産を開始しつつありますが、納期が長引いたり好みのオプションが着けられなかったりと、4月以降も影響が出る可能性は非常に高いです。すでにカーナビなどの人気オプションの納期が未定という話があります。
ですが、単純に買い控えというのは食料品や水と違ってちょっと違うのでは? と思ってしまいます。
復興にはたくさんのお金がかかりますが、クルマを購入して納税するという経済活動だって、広い意味では復興支援ではないでしょうか? 日本を元気にするためには、被災地を支える側がまず元気であることが大切だと思います。
自動車販売協会連合会
http://www.jada.or.jp/index.html
全国軽自動車協会連合会
(佐藤みきお)