フルモデルチェンジして11代目となったカローラ。そのセダン版のカローラ アクシオは新採用された1.3リッター、従来型の進化形といえる1.5リッターという2種類のエンジンを搭載しています。そして、1.5リッターを積んだグレード1.5Xと1.5Gには、それぞれFFにかぎって5MTが用意されています。
いまやマニュアルトランスミッションは貴重な存在というイメージですが、カローラがターゲットとしているベテラン層には「絶対にマニュアルでないと」というユーザーも少なくないということで、複数グレードに5MTがラインナップしているようです。
その内装画像を見ると、化粧気のないシンプルなウレタン製シフトノブに、タコメーターもないメーターパネルが確認できますが、ターゲットとしているベテランユーザーにとっては、タコメーターなどなくてもマニュアルトランスミッションを操るには不便なし、ということなのでしょう。
サイドブレーキもレバー式となっていて、慣れ親しんだ操作感のまま運転できるようです。紹介している画像は、いずれも1.5X(希望小売価格 137万7000円)で、上級グレードの1.5G(希望小売価格 158万7000円)にはタコメーターが装備されるので、エンジン回転を確認しながらシフトチェンジしたいという方は1.5Gをお選びください、ということのようです。
なおワゴンのカローラ・フィールダーも同様に、1.5リッターグレードで5MTが選べるようになっています。
(山本晋也)