新型カローラ、しっかり5MTが残りました

フルモデルチェンジして11代目となったカローラ。そのセダン版のカローラ アクシオは新採用された1.3リッター、従来型の進化形といえる1.5リッターという2種類のエンジンを搭載しています。そして、1.5リッターを積んだグレード1.5Xと1.5Gには、それぞれFFにかぎって5MTが用意されています。

いまやマニュアルトランスミッションは貴重な存在というイメージですが、カローラがターゲットとしているベテラン層には「絶対にマニュアルでないと」というユーザーも少なくないということで、複数グレードに5MTがラインナップしているようです。

その内装画像を見ると、化粧気のないシンプルなウレタン製シフトノブに、タコメーターもないメーターパネルが確認できますが、ターゲットとしているベテランユーザーにとっては、タコメーターなどなくてもマニュアルトランスミッションを操るには不便なし、ということなのでしょう。

サイドブレーキもレバー式となっていて、慣れ親しんだ操作感のまま運転できるようです。紹介している画像は、いずれも1.5X(希望小売価格 137万7000円)で、上級グレードの1.5G(希望小売価格 158万7000円)にはタコメーターが装備されるので、エンジン回転を確認しながらシフトチェンジしたいという方は1.5Gをお選びください、ということのようです。

 なおワゴンのカローラ・フィールダーも同様に、1.5リッターグレードで5MTが選べるようになっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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