■パノラマi-Cockpitを全車標準装備の可能性
プジョーは現在、フラッグシップ・クロスオーバーSUV「5008」次期型に導入されるBEVバージョン「e-5008」を開発中ですが、そのティザーイメージが公開されました。
市販型では、弟分「3008」と同じ「STLAミディアムプラットフォーム」を採用、ホイールベースが延長されます。現世代の全長4641mmが4700mmを超え「Dセグメント」SUVになります。また、弟分「e-3008」のホイールベースは2739mmですが、e-5008では2900mmと、かなり余裕を持ち、3列目用のスペースが確保されます。
e-3008では、航続距離の長いこと、機械的な洗練さ、スタイリッシュなキャビンが評論家から賞賛されていますが、後部座席スペースには不満が挙げられており、e-5008がその不満を解消してくれそうです。
7シーターのほかには、パノラマi-Cockpitダッシュボードなどインテリアも先行公開されました。このシステムは、21インチ曲面ディスプレイの半分がデジタルゲージパックで、残りの半分はインフォテインメントディスプレイとなります。
3008では、パノラマi-Cockpitシステムを搭載するのは上位グレードのみで、下位グレードには10インチスクリーンが装備されますが、5008ではすべてのラインナップに標準装備が期待できそうです。
5008およびe-5008にどのようなパワートレインが採用されるかは不明ですが、BEVでは、最高出力210psと231psのシングルモーターモデルや、最高出力320psのデュアルモーターモデルが予想されています。