■米国市場は最強「M5ツーリング」のみ導入か
BMWは現在、5シリーズ新型の派生モデルとなる「5シリーズ ツーリング」およびフルエレクトリックバージョンの「i5 ツーリング」を開発中ですが、その発売国を調べました。
すでに同社は、欧州、日本、台湾を意識して開発したと伝えられており、これらの国は確実ですが、欧州ではドイツ、フランス、イタリアなど全27ヵ国での発売が確認されたほか、ノルウェーやスイスなど、EU以外にも導入されることがわかりました。
BMW広報担当者は「現時点ではBMW i5 eDrive 40 TouringやBMW i5 M60 xDrive Touringを米国に導入する計画はない」と発言しており、ICE搭載モデルと並び、フルエレクトリックツーリングも北米市場は見送られそうです。
ただし、最強「M5ツーリング」に関しては言及しておらず、米国での販売も期待できそうです。
同社は特許画像が流出した後、i5ツーリングの公式ティザーイメージをリリース。徐々にその姿がわかってきました。
ティザーイメージからは、テールライトの特徴が3シリーズ ツーリングのものに似ていることがわかるほか、LEDデイタイムランニングライトもこれまでにない光を放っています。
市販型では、BMW5シリーズセダン(G60)と同じパワートレインを搭載したワゴンを販売する予定で、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド、電気などの様々なバリエーションが用意されることになるでしょう。
具体的には、「530i」では2.0リットル直列4気筒+マイルドハイブリッドを搭載し、最高出力255psを発揮。「540i」では、3.0リットル直列6気筒+マイルドハイブリッドで最高出力375psを発揮します。この他にも、最高出力490psとなる3.0リットル直列6気筒+電気モーターのプラグインハイブリッドも用意されるはずです。
また、V8エンジンを搭載する「M550i xDrive」は消滅、ピュア「M5」のみが新しいV8「S68」エンジンを搭載。これは4.4リットルツインターボユニットで、XMドライブトレインと同じく電気モーターと連動して作動、最高出力718psと噂されています。