■トールハンマーLEDデイタイムランニングライトでボルボを主張
ボルボが現在公式発表を目前としている、ブランド初のミニバン「EM90」の画像が流出しました。
EM90は、すでに中国で販売されているZeekr 009をベースにしており、ボルボにとって重要な新製品になると思われます。
画像は工信省産業情報化部(MIIT)から流出したもので、MIITのウェブサイトにも掲載されました。
エクステリアは、まさにZeekr009です。これは2つのモデル間のボディパネル、キャビンを共有しているからです。
ですが、フロントエンドにボルボテイストが散りばめられています。そこにはブランドの象徴、トールハンマーLEDデイタイムランニングライトが装備され、密閉グリルには、イルミネーション付きのボルボバッジが付いた大きなクロームグリルが備えられます。またバンパーエアインテーク形状も独自デザインなのがわかります。
インテリアの写真はありませんが、3列6人乗りレイアウト、プレミアムグレードの室内装飾オプション、豊富なテクノロジーなど、共通コンポーネントが予想されます。
中国からの文書によると、ボルボEM90のボディサイズは、全長5,206mm(20インチ)、全幅2,024mm(79.7インチ)、全高1,859mm(73.インチ)で、ホイールベースは3,205mm(126.2インチとされており、Zeekr 009より3mm(0.1インチ)長く、8mm (0.3 インチ)高さが高くなります。
市販型では、吉利汽車の「SEA」プラットフォームを採用します。EM90のパワートレインは、Zeekr 009のパワートレインと同一の可能性が非常に高く、おそらくリチウム、ニッケル、マンガン、コバルトの化学反応を使用したCATLの140kWh「Qilinバッテリーパック」が搭載されることになりそうです。
このバッテリーは、最大511マイル(822km)の航続距離を与え、システム合計536psを発揮する一対の電気モーターを駆動します。
EM90のワールドプレミアは11月12日で、中国の浙江省で生産されます。日本市場に導入されれば、大きな話題となりそうです。