ライバルは日産リーフ。フォード「プーマ」次期型、フルEVバージョンをプレビュー

■3本の爪のようなLEDデイタイムランニングライトを装備

フォードが現在開発中のコンパクトクロスオーバーSUV「プーマ」改良型に設定されるフルエレクトリックバージョンを大予想しました。

フォード プーマ 改良型
フォード プーマ 改良型

初代プーマはコンパクトハッチバックとして1997年に誕生しましたが、2001年にわずか4年という短命で生産を終了しました。その後、2019年にクーペクロスオーバーSUVとして復活、フルエレクトリックモデルが初めて導入されます。

フォード プーマ 改良型
フォード プーマ 改良型

お馴染みデザイナーのKOLESA RUから提供された予想CGのフロントエンドには、3本の爪のようなLEDデイタイムランニングライトを備える新ヘッドライトを装備。空力効率を向上させるための密閉型グリル、スポーティなリップスポイラーを装着しています。

リアエンドでもヘッドライトにインスパイアされたLEDテールライトを装備。新設計されたバンパーには、エキゾーストパイプはありません。

フルエレクトリックモデルでは、2つの大型エレクトリックSUVモデルと、4台の新しい電気バンを含むフォードの「モデルe」電動化計画の一環として2024年に登場する予定です。

おそらく、手頃な価格を維持するために、今後登場するトランジット クーリエ、およびトルネオ クーリエバンの電動バージョンと一部のコンポーネントを共有し、既存の「Global-B」プラットフォームを使用する可能性が高いと思われます。

バッテリーサイズについては明らかにされていませんが、航続距離は320km以上と予想されており、MG ZS EVや日産リーフなどのライバルと競争できるようになると予想されます。

キャビン内も大刷新される予定で、現在の8インチの自立型インフォテインメントタッチスクリーンは、最新のソフトウェアバージョンとより多くの接続機能を備えた、大型12インチのユニットに置き換えられる可能性があります。また、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターをアップデートし、より洗練されたADAS、新しいオプションも搭載されるほか、ダッシュボードと通気口のレイアウトが新設計されます。

プーマ改良型、およびフルエレクトリックバージョンは2024年に登場予定となっており、ルーマニアにあるフォードのクライオバ工場で、フォードの今後の電気商用車と並行して製造される予定です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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