■エレトレRの加速0-100km/h加速2.95秒を上回る2.8秒に
ロータスが開発を進める新型EVセダン「タイプ133」(仮称)の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ほぼ生産準備が整っているように見えるプロトタイプは、L字型のスリムなデュアルヘッドライトが初めて確認できるなど、最終デザインがついに見えてきました。これらはアクティブシャッターを備えたエッジの効いたフロントバンパーによって接続されると思われます。
側面では、デジタルサイドミラー、フラッシュマウントのドアハンドルを装備、足回りには、強力なブレーキシステムでバックアップされた巨大なホイールも装備されています。またルーフには、半自動運転システムで使用されるLiDARセンサーも見てとれます。
後部のテールライトはプレースホルダーですが、スリムなテールライトとイルミネーションストリップが期待できるでしょう。
キャビン内は15.1インチのインフォテインメントシステムや、運転手と助手席用の小型ディスプレイが搭載されると思われるほか、4ゾーンの空調システム、設定可能なアンビエント照明システム、KEFオーディオシステムなどが装備されます。
パワートレインもエレトレと共有される可能性があります。つまり、112kWhのバッテリーパックを積み、最高出力612ps、最大トルク710Nmを発揮するデュアルモーターによる全輪駆動システムが期待できるということです。
また、より高いパフォーマンスを求める顧客には、最高出力905ps・最大トルク726Nmを発揮する「R」を用意、現段階ではライバルのポルシェ タイカンを圧倒しそうです。エレトレRは0-100km/h加速2.95秒ですが、タイプ133ではボディ形状や重量のアドバンテージから2.8秒程度まで縮められるでしょう。
ワールドプレミアは、今年2023年後半に行われ、2024年から販売されることがわかっています。一方、車名は明かされておらず、「エヴァイア」「エチュード」など「E」で始まる名称が予想されていますが、同ブランドではそれを否定しています。