■大型キャビンで実用性は高く、911のように低いボディを実現
CGデザイナーのZhe Huang氏が、低ダウンフォース構成と高ダウンフォース構成で考案された、ポルシェ「ミッションS」を提案しました。
ラリーカーを除くほとんどのレースカーにはドライバー用の座席が1つだけあり、乗客のためのスペースはありません。しかしZhe Huang氏は、ポルシェのレースカーが運転席と4つの助手席を持つよう設計しました。
このモデルは「ミッションS」と名付けられ、「ハイパー レーシング MPV」カテゴリーに分類されます。全長221インチ(5,620mm)、全幅82.61インチ(2,100mm)ですが、「911」同レベルに低く設計されています。
ミッション Sには2つのバリエーションが提案されています。1つ目は白で仕上げられており、流線型の形状をしています。2番目のモデルは黒く塗装されており、ダウンフォースをより重視、巨大なリアウイングとディフューザーを装備していますが、両車の全体的な形状は同じです。
キャビン内部では、運転席をフロント中央に配置、その後ろに2つの大きな助手席があり、3列目には2つの小さな助手席があります。また、このクルマのために設計された専用ホイールと、流線型の「ロングテール」が特徴となっています。
このようなモデルは現在のレースシリーズには準拠せず、参戦するならばワンメイクシリーズに限定されますが、新たに手を加え、量産モデルとして発売しても、人気がでそうなカテゴリーになりそうですね。