コミコミ50万円以下!? 新入生にオススメのクルマベスト3(山本晋也)

桜のつぼみも膨らみつつある4月。大学へ進学した新入生のみなさまおめでとうございます。

さて、学生生活をよりアクティブに楽しむにはマイカーが欲しい! と思っても、現実的にクルマを買って、維持するのはなかなか難しいもの。

クルマを買ったら終わりではなく、燃料代はもとより駐車場、保険なども必要になりますから。駐車場については、都市部でなければ非常に安く済むこともありますので、地域差はありますが、いわゆる任意保険は初めて加入する若年層には負担大なのは事実。

そう考えると、任意保険に有利な軽自動車で、なおかつアルバイトで手の届きそうな、それでいて楽しめるクルマというのがグッドチョイスになりそう。

というわけで、コミコミ50万円以下で手に入りそうな軽自動車のおすすめベスト3。

◆スズキ Kei

軽自動車というとパワーがイマイチという印象もあるかもしれませんが、1998年〜2009年まで売られていたスズキKeiはターボエンジンの比率が高く、けっこう活発。車両価格は30万円台で十分に見つかるのでコミコミ50万円に余裕で収まります。かつてはワンメイクレースも開催されていたくらいで走りを楽しめる素材。

◆スバル R2

いまや軽自動車の生産から撤退してしまったスバルのデザインコンシャスな軽自動車がR2。生産は2003年〜2010年、上級グレードはスーパーチャージャーエンジンでしたが、自然吸気エンジンのグレードであればコミコミ50万円で手に入れられるタマも多数あり。いまや新車では、どのメーカーでも味わうことのできない4輪ストラット&4気筒エンジンははじめての愛車には贅沢なくらい?

◆三菱 パジェロミニ

先日、惜しくも生産終了が発表された三菱の軽クロカン。現行の軽自動車規格にあわせた二代目は1998年〜現在までのロングセラーモデルとなっていますが、コミコミ50万円で狙えるのは10年オチの年式が中心。とくに降雪地域へ進学したならば、冬になるほどにコンパクトなクロカン四駆のありがたみが感じられるかもしれません。

軽自動車の小さな室内、4人フル乗車だと狭く感じると心配するかもしれませんが、コタツに入っている感覚に似ていて、気の合う仲間でワイワイすごすにはおもしろい空間ですよ。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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