■軽量化、ハードで低いサスペンション、大型ブレーキ、より鋭いステアリングを装備
トヨタGRスープラの最強バージョンに関する噂は、デビュー当時からありましたが、再び情報が過熱しているようです。
第5世代となる現行型スープラは2019年に登場。次期型はフルエレクトリックになると噂されていますが、世代交代を前に最後の勇姿が見られそうです。
ご存知の通り、「GR」シリーズはベーシックなスポーツモデル「GRスポーツ」、よりスポーツ性を高めた「GR」、そして頂点に君臨する「GRMN」の3段階で構成されます。
GRMNはMN=マイスター・オブ・ニュルブルクリンクの名が示す通り、究極の走りを追求したハイパフォーマンスモデルとなっています。
現行型スープラは、BMW「Z4」とアーキテクチャを共有、トヨタが「M」のコンポーネントを活用することは、より多くのパワーをスポーツカーに注入できることを意味します。
注目のパワートレインですが、BMW「M4 CSL」から3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを移植することが有力視されており、最高出力551ps・最大トルク650Nmを発揮すると噂されます。そこに、よりハードで低く設定されるサスペンション、大型ブレーキシステム、より鋭いステアリング、そしていくつかの軽量コンポーネントを使用することで、これまでで最速のスープラが誕生することになるでしょう。
またボディキットも再設計されるほか、それに応じてスタイル面と空力性能の両方が向上することも予想されているほか、GRMN専用のバンパー、エンブレム、大型スポイラー、新設計のホイールなども期待できるはずです。
スープラGRMNの登場は、最速で2023年秋とも伝えられていますが、次世代フルエレクトリック・スープラが2026年に計画されており、現行型が2025年まで存続することを考慮すると、登場はもう少し遅れる可能性もありそうです。