レゴっぽさを残しつつ実車の世界観そのまま! レゴ・テクニックのYAMAHA MT-10 SPが驚異的な出来

■ヤマハのMTシリーズ・フラッグシップを大人向けレゴで再現

子どもの頃、レゴで遊んだことがあるひとは多いでしょう。いっぽうレゴ(LEGO)は、大人向けの精巧で高級なモデルもラインアップしています。

そんなレゴに、ヤマハ発動機のオートバイであるMTシリーズのフラッグシップ機MT-10 SPがラインアップされます。2023年8月1日(火)発売だそうです。4気筒エンジンやギヤボックスなどの機構も再現された、このレゴ・テクニックシリーズのMT-10 SP。なんかデザインコンセプトというか、世界観が完全一致しているような出来栄えです。

●前衛的なデザインが特徴のヤマハMTシリーズ

レゴ(R)テクニック ヤマハMT-10 SPです。
8月1日に発売されるレゴ・テクニック ヤマハMT-10 SPです。

MTシリーズは、ヤマハ発動機の主力となるネイキッドタイプというか、ストリートファイタータイプというか、そういうタイプのバイクで、非常に人気があります。

そのフラッグシップであるMT-10 SPは、スーパーバイクのベースモデルであるYZF-R1と共通部品も多く、とんでもない高性能エンジンを搭載したモデルで、価格も200万円を超える超絶ハイパーマシンです。YZF-R1がサーキットをターゲットにしたモデルであるのに対して、MT-10 SPはストリート最強といったコンセプトでしょう。

さて、このMTシリーズ、MT-10のほかにもMT-09、MT-07、MT-03、MT-25などラインアップは多いのですが、共通するのはちょっと前衛的なデザインです。正直にいうと、多少好き嫌いは分かれるのではないか…というほど攻めたデザインになっています。ちなみに、私はこのテイストが大好きです。

いっぽうで、レゴって私は微妙に理解が難しいところがありました。ブロック工作とか、メカ玩具とかは大好きだったので、レゴも嫌いではないのですが、一部に専用部品も使ってリアルに再現しつつ、模型やスケールモデル等とは異なって“レゴっぽさ”も残す。そのバランスのとりかたが、ちょっとよくわからなかったのです。

それが、この1/5スケールのMT-10 SPはどうでしょう? えっ、そのまんまじゃない? なんかレゴっぽいのにMT-10 SPそのまま。そうか、MT-10 SPって、デザインの世界観がレゴに近かったのか! という感じです。

ヤマハ製品がレゴになるのはこれが初めてだそうですが、このMT-10 SPを選ぶというところがまたニクいですね。こうしてみると、もとから「レゴにしてくれ!」っていうようなデザインじゃないですか。

●4気筒エンジンやギヤボックスなども再現

このMT-10 SPは、外観だけでなく、メカまでもある程度再現する『レゴ・テクニック』シリーズのモデルとして発売されました。そのため並列4気筒エンジン、ギヤボックス、オーリンズのリヤサスペンションなども再現されているようです。これは満足度が高いですね。

エンジンやサスペンションの機構はさわってみたくなります。
エンジンやサスペンションの機構はさわってみたくなります。

価格はオープンで、ピース数は1478個、対象年齢は18歳以上、完成時のサイズは、(約)高さ25cm×幅44cm×奥行15cm。8月1日からレゴ公式オンラインストアや、楽天市場、Amazonなどで購入できるそうです。

(まめ蔵)

【関連リンク】

YAMAHA LEG0 MT-10 SP
https://news.yamaha-motor.co.jp/2023/025029.html

LEGO ヤマハ MT-10 SP
https://www.lego.com/ja-jp/product/yamaha-mt-10-sp-42159

この記事の著者

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まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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