■センターグリルはスリムな長方形のメッシュパターンを初採用
ランドローバーは現在、スタイリッシュ・クロスオーバーSUV「レンジローバーイヴォーク」改良型を開発中ですが、その市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
第2世代となる現行型イヴォークは、電動化を視野に入れた「プレミアム・トランスバース・アーキテクチャ」へ移行。2019年に登場しており、これが4年ぶり初の大幅改良となります。
捉えたプロトタイプのフロントエンドでは、ボックス型のヘッドライトを備えているように見えますが、カモフラージュのせいでそれを確認するのは困難です。ただし、内部LEDデイタイムランニングライトが新設計されることは間違いありません。
その下のセンターグリルはスリムな長方形のメッシュパターンを初採用。下部コーナーエアインテークは現行型の大型開口部ではなく、ナンバープレートの両側にスリットタイプのインテークが配置されています。
さらに一番下部では、スキッドプレートも新しくなっています。リアエンドではバンパーを刷新、LEDテールライトのグラフィックも当然、変わります。また足回りには、10対のスポークを備えたスポーティなブラックグリルが確認できます。
キャビン内ですが、ダッシュボードには隠蔽の痕跡がないことから、そこに大きな変更はないと思われ、ソフトウェアのリビジョンアップ程度となりそうです。おそらく、デジタルインストルメントクラスターと2つのスクリーンが配置され、最新の「Pivi Proインフォテインメントシステム」が採用されるでしょう。
最大7つのUSB-Cポートと、ワイヤレス充電パッドも備え、車内のアレルゲンを低減する空気濾過システムがオプションで装備されます。また、2022年型イヴォークには、ヒーター付きフロントシート、信号ブースター付きワイヤレススマートフォン充電器、パワーテールゲート、キーレスエントリーなどの標準機能が追加されていますが、これらすべてがキャリーオーバーされる見込みです。
パワートレインは、この改良型が内燃エンジンを搭載した最後のイヴォークになると思われるため、大きな変更はなされず、最高出力246psを発揮する2.0リットル直列4気筒、最高出力296psを発揮するマイルドハイブリッド、PHEVなどがキャリーオーバーされると思われます。
イヴォーク改良型のワールドプレミアは、早ければ2023年内に行われる可能性もありそうです。