新型「プリウス」「プロボックス」「セレナ」用ドライブレコーダー搭載デジタルミラー取付キット、「アルパイン」が発売

■後方の視認性を高め、前後録画にも対応

アルパインマーケティングは、ドライブレコーダー搭載デジタルミラー関連の新製品で、新型トヨタ・プリウスをはじめ、プロボックス、日産セレナの取付キットを2023年6月下旬から発売します。

トヨタ・プリウスに適合する専用デジタルミラー取付キットがアルパインから発売
トヨタ・プリウスに適合する専用デジタルミラー取付キットがアルパインから発売

新型プリウスは、低く構えたスタイリッシュなエクステリアが魅力である一方で、ミラー越しの後方視界は限られている印象を受けます。発売中のアルパイン製のドライブレコーダー搭載デジタルミラーを装着することで、最大12型の大画面で後方を高精細に映し出すことができます。

新型プリウス(60系)専用デジタルミラー取付キットの「KTX-M01-PR-60」は、専用取付けアーム、リヤカメラ取付け用型紙、取付け用部材を同梱。また、車種専用オープニング画像は、「アルパイン」のホームページからダウンロード可能。ダウンロードは、新製品キット発売後に順次提供される予定。

なお、12型デジタルミラーを装着する場合は、以下のような注意が必要です。

・サンバイザーの開閉に一部干渉します。
・デジタルミラー取付け部周辺にほかの製品が取付けされている場合も干渉する場合があります。
・プリウスはリヤガラスの角度が寝かされているため、リヤラゲッジスペース後方の高い位置に荷物があると、リヤガラスに荷物が映り込みます。
・熱線がリヤカメラ画像に若干映り込みます。
・デジタルミラーに映る映像も、荷物が映り込んだリヤガラス越しでの後方視界になります。
・新型プリウスは、リヤワイパーが装備されていないため、雨天や荒天時には、リヤガラスの水滴や汚れなどによりデジタルミラーの視界が悪くなることがあります。

アルパイン製ドライブレコーダー搭載12型デジタルミラー、ドライブレコーダー搭載10型デジタルミラーを装着できるキットが発売
アルパイン製ドライブレコーダー搭載12型デジタルミラー、ドライブレコーダー搭載10型デジタルミラーを装着できるキットが発売

ドライブレコーダーには、純正ミラー交換タイプと純正ミラーカバータイプが設定されています。純正ミラー交換タイプ(12型/10型)と純正ミラーカバータイプ(10型)が設定され、これまで大きなサイズが装着できなかったコンパクトカーや、センサーなどが組み込まれた純正ルームミラーを交換できない車種、リヤガラスの急傾斜や熱線の映り込み、ピックアップトラック形状の車両などの車両にも取付が可能になっています。

なお、リヤカメラは車内用、車外用が設定されています。車外用リヤカメラは、製品付属ブラケットを使い、ナンバープレートまわりなどへの装着になります。車種専用バックビューカメラ用キットは、適合されていません。

すでに発売されているドライブレコーダー搭載デジタルミラーは、車内に溶け込むスタイリッシュなデザインも美点です。ミラー本体は、スタイリッシュなフォルムと大画面を感じさせないスリムなデザインが特徴です。室内に調和するカーブ形状により美しく溶け込みます。

純正ミラーカバータイプは、純正と同じデザインを採用すると同時に、薄型化を実現。背面の配線ケーブルも目立たない設計になっていて、スマートな外観に寄与しています。

純正ミラー交換タイプは、取付けアームごと交換するためタイプであるため、しっかりとした固定と美しい装着を実現。装着に必要な車種専用取付けキット(別売)は、117車種に対応(2023年6月8日時点)。今後、対応車種がさらに拡充される予定です。

また、車種専用リヤカメラカバーにより、リヤカメラのスマートな取付けにも対応(リヤカメラカバー付属のキットのみ)。

一方の純正ミラーカバータイプは、純正ミラーに付属の専用バンドで装着が可能です。急角度の傾斜や熱線が映り込むリヤガラスを備える車種や、装飾が施されたリヤガラスやピックアップタイプなど、これまでアルパイン製デジタルミラーが装着できなかった車両にも適合。

ドライブレコーダーは、フロントカメラ独立型の前後2カメラ式で、衝撃録画/手動録画モードに加えて、駐車録画モードも標準装備されています。HDR、「STARVIS」の搭載で夜間の映像も鮮明に録画されるほか、LED信号機にも対応しています。夜でも見やすい高画質は、視認性でのチューニングが施され、夜間の映像ノイズやLEDライト、信号のチラつきを低減。

さらに、後続車のライトで画像調整を行う自動防眩機能、室内の明るさに応じて液晶画質を調整する便利なオートディマー機能も搭載されています。そのほか、スモークフィルムやプライバシーガラスにも対応し、リヤガラスの色に応じてカメラの明るさを調整できます。

フロントカメラは独立型で、ミラーの角度に影響されない固定位置での録画が可能。また、ADAS(先進運転支援システム)のカメラやセンサーなどを避ける取付けで、センサーの映り込みも回避します。SDカードは、32GB Micro SDが付属され、最大128GBのSDカードまで対応可能。SDカードフォーマットフリーで安心して使用できます。

先述したように、ミラー画面は12型と10型(純正ミラーカバータイプは10型)で、高精細フルHD液晶に加え、タッチパネルと液晶を圧着することで、色の再現性を向上させるフルラミネーションディスプレイが採用されています。広視野角の液晶、カメラにより、昼はもちろん夜間でも美しく見やすい映像が表示されます。

また、通常のルームミラーに切り替えたい際は、ボタンを押すだけで瞬時に可能。鏡面状態では映る範囲も広く、後席などからも見やすいのも特徴です。

そのほか、地デジ放送への影響を最小限に抑えるため、ノイズ低減設計が施されています。また、エンジンをかけると愛車の名前とフロントビューが浮かび上がる車種専用オープニングに対応。車種専用キットがある車種のオープニング画像は、アルパインホームページからダウンロードして利用できます。

●価格/発売日
トヨタ・プリウス(60系)専用デジタルミラー取付キット「KTX-M01-PR-60」:4180円/6月中旬発売
トヨタ・プロボックス専用デジタルミラー取付キット「KTX-M01-PB-160」:4180円/6月中旬発売
日産セレナ(C28系)専用デジタルミラー取付キット「KTX-M01-SE-28」:4180円/7月発売

ドライブレコーダー搭載12型デジタルミラー(純正ミラー交換タイプ/車内用リヤカメラ)「DVR-DM1200A-IC」
ドライブレコーダー搭載12型デジタルミラー(純正ミラー交換タイプ/車外用リヤカメラ)「DVR-DM1200A-OC」
ドライブレコーダー搭載10型デジタルミラー(純正ミラー交換タイプ/車内用リヤカメラ)「DVR-DM1000A-IC」
ドライブレコーダー搭載10型デジタルミラー(純正ミラー交換タイプ/車外用リヤカメラ)「DVR-DM1000A-OC」
ドライブレコーダー搭載10型デジタルミラー(純正ミラーカバータイプ/車内用リヤカメラ)「DVR-DM1000B-IC」
ドライブレコーダー搭載10型デジタルミラー(純正ミラーカバータイプ/車外用リヤカメラ)「DVR-DM1000B-OC」
※ドライブレコーダーは発売中。価格はオープン

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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