■ヘッドライトの位置を低くすることで、フロントエンドの視覚的な高さを制御
米EVメーカー、テスラは現在、大ヒットモデル「モデル3」改良型を開発中ですが、そのデザインが明らかになりつつあります。
モデル3は2016年に発表され、翌2017年に発売されたコンパクト・ラグジュアリーセダンで、15.4インチの横置きタッチスクリーンを装備するシンプルなインテリアを特徴としています。発売1週間でモデルSの3倍以上の予約が入るなど、同ブランドの大ヒットモデルとなりました。
改良型のデザインはこれまで隠されていましたが、先日「Project Highlander」というコードネームが付けられたプロトタイプが目撃され、お馴染みのデザイナーSUGAR DESIGNの手により予想CGが完成しました。
プロトタイプを見た人からは、アイデンティティに欠けると感じた人がいた反面、コンパクトセダンを他のモデルに合わせて、完全に近代化したと感じた人も多数いたようです。ただし、プロトタイプはカモフラージュがほどこされており、SUGAR DESIGNはこれを明らかにしてくれました。
フロントエンドでは、新設計のLEDデイタイムランニングライトを備えた、よりスリムなヘッドライトを装備、よりシャープでモダンな印象です。
また、ヘッドライトの位置を低くすることで、フロントエンドの視覚的な高さを制御、全体的によりスマートでスポーティな外観につながっていると言っていいでしょう。この効果は、バンパーの長い水平方向のキャラクターラインと、低いインテークによって助長され、車両の幅を強調するのに役立っています。
キャビン内は描かれていませんが、プロトタイプでは、ハンドルの前にわずかな隆起が発見されており、新設計されたゲージクラスターを取得する可能性があります。
モデル3改良型のデビューは不明ですが、今年2023年9月に生産に入ると予想されており、現行型同様に爆売れ確実と見られます。