■パナメーラ ターボS E-ハイブリッドからエンジン移植で最大690psに
ベントレーには近年、フラッグシップセダン「フライングスパー」に、V8パワーを搭載したプラグインハイブリッドバージョンを開発しているという噂がありましたが、その市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。
捉えたプロトタイプは、ほとんどフルヌード状態ですが、よりスポーティなフロントバンパーを備えているほか、クワッドエキゾーストパイプではなく、デュアルエキゾーストシステムがインストールされています。
またカメラマンによると、そのエンジン排気音はより大きかったということですので、ボンネットの下にV型8気筒エンジンが積まれている可能性が高いようです。
ベントレーは現在パワートレインに、2.9リットルV型6気筒と電気モーター、および18kWhのバッテリーパックで構成されるプラグインハイブリッドを提供しており、最高出力544ps・最大トルク750Nmを発揮します。
しかし、このプロトタイプでは、4.0リットルV型8気筒エンジンと電気モーター、18kWhのバッテリーが搭載され、ポルシェ「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」同様のシステムが供給されると思われます。
その結果、最高出力690ps・最大トルク870Nmを発揮するでしょう。これにより最高出力635ps・最大トルク900Nmを発揮する「W12」エンジンよりも、パワフルになる「電動モンスター」が誕生します。
フライングスパー V8プラグインハイブリッドのデビューは、早ければ2023年以内にも行われると思われます。