W12気筒よりすごいV8モデル登場!? ベントレー「フライングスパー V8」にPHEV導入へ

■パナメーラ ターボS E-ハイブリッドからエンジン移植で最大690psに

ベントレーには近年、フラッグシップセダン「フライングスパー」に、V8パワーを搭載したプラグインハイブリッドバージョンを開発しているという噂がありましたが、その市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。

ベントレー フライングスパー V8 PHEV 市販化プロトタイプ スパイショット
ベントレー フライングスパー V8 PHEV 市販化プロトタイプ スパイショット

捉えたプロトタイプは、ほとんどフルヌード状態ですが、よりスポーティなフロントバンパーを備えているほか、クワッドエキゾーストパイプではなく、デュアルエキゾーストシステムがインストールされています。

またカメラマンによると、そのエンジン排気音はより大きかったということですので、ボンネットの下にV型8気筒エンジンが積まれている可能性が高いようです。

ベントレー フライングスパー V8 PHEV 市販化プロトタイプ スパイショット
ベントレー フライングスパー V8 PHEV 市販化プロトタイプ スパイショット

ベントレーは現在パワートレインに、2.9リットルV型6気筒と電気モーター、および18kWhのバッテリーパックで構成されるプラグインハイブリッドを提供しており、最高出力544ps・最大トルク750Nmを発揮します。

しかし、このプロトタイプでは、4.0リットルV型8気筒エンジンと電気モーター、18kWhのバッテリーが搭載され、ポルシェ「パナメーラ ターボS E-ハイブリッド」同様のシステムが供給されると思われます。

その結果、最高出力690ps・最大トルク870Nmを発揮するでしょう。これにより最高出力635ps・最大トルク900Nmを発揮する「W12」エンジンよりも、パワフルになる「電動モンスター」が誕生します。

フライングスパー V8プラグインハイブリッドのデビューは、早ければ2023年以内にも行われると思われます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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