■向きは逆だがウルスのようなY字テールライト装備
ルノー傘下のダチアは現在、クロスオーバーSUV「Duster」(ダスター)次期型を開発中ですが、その最終デザインを大胆プレビューしました。
ダスターは、ルノーグループの低価格世界戦略車として、欧州以外の地域で販売されているモデルで、ダチアにとって最も重要なモデルの1つと言っても過言ではありません。
この手頃な価格のSUVは昨年、世界中で19万7100台が販売され、2010年の発売以来、累計販売台数が200万台を超えているベストセラーに成長しています。第2世代となる現行型は、2018年から販売、いよいよ第3世代へバトンタッチされます。
お馴染みNikita Cuicko氏から提供された予想CGは、これまで捉えたプロトタイプをベースに制作されました。フロントエンドでは、ヘッドライトと、それに接続されるグリルがよりスリムに新設計され、ライト上部には、デュアルLEDデイタイムランニングライトが走っています。
リアエンドでは、テールゲート開口部を刷新、リアウィンドウ下に「DACIA」のロゴを配置しています。また現行型では、控えめなLEDテールライトが大胆に大型化され、ランボルギーニ「ウルス」風Y字に刷新されています(ただし向きは逆)。
次期型ではルノー、日産、三菱の「CMF-B」アーキテクチャを採用、ボディが拡大され、キャビン内にさらに広いスペースを提供してくれます。CMF-Bを採用することにより、PHEVセットアップを含むハイブリッドパワートレインが搭載可能になります。
パワートレインは、ターボチャージャー付きの1.0リットルガソリンとバイフューエルエンジンを提供、ヨーロッパのより厳しい排出ガス規制により、ディーゼルは除外される可能性もあります。注目は1.6リットル自然吸気エンジンとマルチモーター、1.2kWhのバッテリーパックを積んだルノーの自己充電式フルハイブリッドパワートレインを搭載するかどうかです。
ダチア次期型のワールドプレミアは、2024年初頭と予想されています。