■約236mmの最低地上高を備え、駆動力が向上したパワートレーンを搭載
2023年4月6日、SUBARUは、北米専用車の「Crosstrek Wilderness(クロストレック・ウィルダネス)」を発表しました。
「クロストレック・ウィルダネス」は、2021年3月に発表された「アウトバック・ウィルダネス」、2021年9月の「フォレスター・ウィルダネス」に続く、「ウィルダネス」シリーズ第3弾。
コンパクトボディに、9.3インチ(約236mm)の最低地上高をはじめ、専用サスペンションやオールテレーンタイヤなどの組み合わせにより、スバルらしい高い悪路走破性が与えられています。
同社の特徴である本格的なSUV性能を備えつつ、日常使いからアウトドアまで幅広く使えるクロスオーバーSUVの「クロストレック」の価値はそのままに、オフロード性能の高さを予感させるタフでラギッドなデザイン、走破性や機能性の強化が盛り込まれています。
エクステリアは、専用の前後バンパーやヘキサゴングリル、存在感のあるホイールアーチクラッディング、ヘキサンゴンモチーフLEDフォグランプなどが目を惹きます。
さらに、「アナダイズドイエロー」のアクセントカラーやブラックカラードドアミラー、専用デザインのホイールがよりタフなイメージを演出。ボディカラーでは、「ガイザーブルー」がラインナップに加わっています。
搭載されるパワートレーンは2.5Lの水平対向4気筒エンジンで、レシオカバレッジが拡大され、ファイナルギヤ比がローギヤ化されたCVTのリニアトロニック(フル電子制御自動無段変速機)が組み合わされています。これらにより駆動力が高まり、登坂性能を向上。
さらに、CVTの制御変更で、低速走行時や滑りやすい路面を走行する際の安定的なトラクションも確保され、走破性も引き上げられています。また、空冷オイルクーラーが追加され、標準モデルの約2倍の牽引能力を実現。
最低地上高は、先述したように、標準モデルからプラス0.6インチ(約15mm)の9.3インチ(約236mm)が確保されています。
前後ダンパーの最適なチューニングに加えて、荒れた路面などでも高いグリップ力を発揮するオールテレーンタイヤを採用することで、タイヤの接地性を高め、最低地上高を拡大しながらも安定した走りが得られるとしています。
(塚田 勝弘)