ポルシェ「911ターボ」が初の電動化へ!デザインが衝撃的に進化?

■下位モデルのフェイスリフトとは根本的に異なるデザイン採用の噂も

ポルシェは現在、主力「911」ファミリー改良型を開発中です。これまで多くのプロトタイプを捉えてきましたが、ハイパフォーマンスモデル「911ターボ」プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

ポルシェ 911ターボ 改良型 プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911ターボ 改良型 プロトタイプ スパイショット

ポルシェは通常、開発車両に大掛かりなカモフラージュをせず、うまく変更箇所を隠しますが、このプロトタイプも例外ではないようです。

リアエンドでは、新設計されたエキゾーストパイプシステムが外側に移動され、その間のディフューザーセクションが拡大されています(偽装されているためそのディテールは不明)。

またLEDライトストリップのペアは上部の赤いストリップと一致するよう下部ストリップも全幅に拡張される可能性がありますが、中央セクションが覆われて隠されています。

ポルシェ 911ターボ 改良型 プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911ターボ 改良型 プロトタイプ スパイショット

大幅に変更されている後部に対し、フロントエンドは現行のままです。その理由は、エアインテークを含むフロントバンパーを大幅に変更し、現在のモデルをはるかに超えた、下位モデルのフェイスリフトとは根本的に異なるデザインにする計画を持っていると噂されているからです。

つまり、今後数ヶ月以内には改良が加えられたフロントエンドを持つプロトタイプが出現する可能性もありそうです。

キャビン内では、フルデジタル化されたインストルメントクラスターを装備することがわかっています。

最大の注目は、ハイブリッドアシストフラット6を含む、いくつかの重要な技術的アップグレードです。詳細は不明ですが、ベースモデルの911同様に、まずは外部給電機能をもつプラグインハイブリッド(PHEV)ではなく、よりシンプルなハイブリッドとなることが濃厚です。

ポルシェ 911ターボ 改良型 プロトタイプ スパイショット
ポルシェ 911ターボ 改良型 プロトタイプ スパイショット

ポルシェは電動アシストにより排気ガスを改善しつつも、燃費性能よりもパワーを優先するものとしており、そのシステムはレーシングカー「919ハイブリッド」譲りのテクノロジーとなることが予想されます。

現行ターボでは、最高出力580ps、上位の「ターボS」では640psという巨大なパワーを発揮しますが、電動化によりさらなるパワーアップが見込まれます。ただし、重量の増加も懸念され、現在対策中と思われます。

911改良型のワールドプレミアは、2023年内と予想されますが、ポルシェは通常、改良されたすべてのバリエーションを同時に初公開するわけではないため、ターボのデビューは2024年以降となると予想されます。

 (APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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