三菱「トライトン」次期型をプレビュー。日産「ナバラ」改良型とは兄弟に

■アウトランダーPHEVのパワートレインに近いPHEVシステムを搭載か

三菱自動車は3月、「バンコクモーターショー2023」において、「トライトン/L200」次世代型を示唆する「XRT CONCEPT」を発表しましたが、その市販型デザインを予想プレビューしました。

三菱トライトン/+200 次期型 予想CG
三菱トライトン/+200 次期型 予想CG

第2世代となる現行型は2014年に登場、これが9年ぶりのフルモデルチェンジとなります。

XRTコンセプトはカモフラージュラップされ、ディテールは隠されていましたが、デザイナーNikia Chuicko氏が制作したCGでは、そのデザインすべてが明らかになっています。

三菱トライトン/+200 次期型 予想CG
三菱トライトン/+200 次期型 予想CG

フロントエンドには、スプリットヘッドライトを採用、上部にはL字型のデイタイムランニングライトが内蔵されているほか、押しの強いグリルはコンセプトと若干、異なるハーフカップ型のパターンが装備されています。後部では複雑化され、立体的に新設計されたLEDデイタイムランニングライトが確認できます。

市販型では、大幅に刷新されたラダーフレームのシャシーが採用され、日産「ナバラ」改良型と共有します。どちらもホイールベースが長くなるほか、荷台が大きくなる可能性があるといいます。

パワートレインは明らかにされていませんが、ディーゼルエンジンがラインナップされることを発表。電動化の可能性もありそうで、排出ガス基準が厳しいヨーロッパでは、「アウトランダーPHEV」のパワートレインに近いPHEVシステムが搭載されると予想されます。

トライトン次期型のワールドプレミアは2023年内とみられるほか、2025年から2028年の間には全電動ピックアップトラックも登場予定です。さらに、このピックアップトラックをベースにした、パジェロスポーツ次期型もこの期間にデビューが噂されています。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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