■最優秀賞8台からネット投票で選ばれたカスタムカーの最高峰
東京オートサロン2023に出展された800台余りのカスタムカーから来場者投票によって8部門から選出された各部門の最優秀賞。
その8台を対象に東京オートサロン2023公式サイト上で行われたネット投票によって選ばれたカスタムカーの最高峰がグランプリとなります。その発表は2月1日に配信されたAUTO SALON TVで行われました。
●グランプリはKUHL JAPAN&VRARVA MARS1号機
そのAUTO SALON TVで発表されたグランプリは「KUHL JAPAN&VRARVA MARS1号機」!
トヨタRAV4をベースに、近未来感を表現したボディキットを開発。これまでローダウン方向のカスタマイズしかしてこなかったKUHL JAPANが、ワイルドなSUVを手掛けるためにVRARVAというブランドを起ち上げ、その第一弾として発表したのがMARSです。
フロントはヘッドライト以外全て別物。ボンネット、バンパー、フェンダーなどのパネル類は、全てボディキットのものと交換されます。
フェンダーからドアにつながるラインは、パネルを貼り付けることで統一感を出し、SUVの力強さを表現するドア下部のブラックのアウターパネルとともに、近未来感が溢れてきます。
リアフェンダーも、フロントフェンダーとともにワイド化されますが、実は片側9mmしかワイド化されておらず、車検も構造変更なしで通せるというデザインとなっています。
9mmという数字からは想像できない、もっとワイドに見えるMARSのワイドボディは、そのデザインの妙であると言えます。
なお、このMARSは、新車からのコンプリートカーとして、429万円からという金額での発売が予定されています。
単なるSUV人気を超えたところに存在感を持ってきたKUHL JAPAN&VRARVA MARS1号機は、グランプリに相応しい一台と言えるでしょう。
(写真・文:松永 和浩)