ホンダが小型耕うん機「サ・ラ・ダFF300記念モデル」の受注をスタート

■赤いボディにグリーンが映える特別なデザイン、20周年限定のオリジナルデザインラベルを配置

2023年2月1日(水)、ホンダは、小型耕うん機「サ・ラ・ダFF300記念モデル」の受注を、全国のホームセンターなどのHondaパワープロダクツ取扱店で開始しました。発売は2023年春の予定です。

「サ・ラ・ダFF300記念モデル」は、「サ・ラ・ダFF300」の発売20周年を記念したモデル。

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小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF300 20周年記念モデル」

ホンダの耕うん機開発の歴史は古く、1950年代にまで遡ります。

当時、急激な高度経済成長期の担い手として、農村を離れた働き盛り世代に代わり、農作業の主軸になった女性や高齢者にも扱いやすく、高い作業性を実現する耕うん機を投入するべく、1959年にホンダ初の耕うん機「F150」を発売。

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ホンダ初の耕運機

さらに、1980年には、家庭菜園や小規模農園などからのニーズの高まりを受け、車軸ローター式の小型耕うん機「こまめF200」をリリース。

エンジンから耕うん爪までをタテ型に配置することで、コンパクトで取り回しがしやすく、手軽に耕うん作業を楽しめるモデルとして小型耕うん機市場を牽引。

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FF550の外観

取り回しのしやすさと優れた作業性能を両立し、誰もが簡単な操作で上手に家庭菜園を楽しめる製品を目指して開発された「サ・ラ・ダ FF300」が2003年に発売されて以降、2004年に上位モデル「FF500」、2013年にガスパワー耕うん機「サ・ラ・ダCG FFV300」が発売され、「サ・ラ・ダシリーズ」は、時代のニーズに応えながらラインアップを拡大。シリーズ累計販売台数は、約11万7000台に達しているそうです。

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作業イメージ

今回、記念モデルが発売された「サ・ラ・ダ FF300」は、2003年に登場しました。容易な操作性と力強い作業性能を両立した、フロントロータリー式小型耕うん機です。

ホンダ独自の同軸、同時正逆転ロータリー「ARS(アクティブ・ロータリー・システム)」により、爪が土にしっかりと食い込むことで、初心者でも簡単に深く耕せるそう。また、優れた直進安定性を実現し、家庭菜園を楽しむユーザーを中心に支持されているそうです。

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小型耕うん機「サ・ラ・ダFF300記念モデル」

台数限定で販売される「サ・ラ・ダ FF300 20周年記念モデル」は、フェンダー部に20周年限定のオリジナルデザインラベルが配されていて、赤いボディにグリーンが映える特別なデザインが目を惹きます。さらに、20周年記念ロゴが配置された限定ボディカバーも付属。

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限定ボディカバーを用意

なお、20周年を記念して「サ・ラ・ダ」シリーズ愛用者などの声が紹介される「サ・ラ・ダ20周年スペシャルコンテンツ」も公開されています。

●サイズ
全長1465×全幅465×全高1015mm

●排気量
57.3cm3(空冷4ストローク単気筒OHV)

●価格
「FF300S(LT2S)」:18万7000円
「FF300S(LHTS)アタッチメント対応のヒッチ標準装備タイプ」:19万9980円

(塚田勝弘)

【関連リンク】

ホンダ サ・ラ・ダ20周年スペシャルコンテンツ
https://www.honda.co.jp/tiller/salad20th/

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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