■4.0V8+モーター搭載で700ps近くまで向上
ポルシェは現在、フラッグシップクロスオーバーSUV「カイエン」ファミリー改良型に着手していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ポルシェSUVに関しては、この1年に渡りかなりのプロトタイプを捉えてきた印象ですが、その多くは弟分「マカン」であり、実はカイエンに関しては約4ヶ月振りに出現したプロトタイプです。
凍てつくフィンランド北部で捉えたプロトタイプは、カモフラージュがほとんどない状態です。
フロントエンドでは、新設計されたスリムなヘッドライトの輪郭を隠すようにステッカーが貼られ、バンパーにはタイカンのようなスリムで水平なLEDデイタイムランニングライトが確認できます。また、エアインテーク形状も刷新されています。
リアエンドでは、いくつかの黒いテープとメッシュラップがテールライトのディテールをカバーしています。変更箇所をうまく隠していますが、現行型よりスリムなデザインが採用されると思われます。
さらに、バンパー下部にはアグレッシブな新ディフューザーを配置、センターにデュアルエキゾーストパイプがインストールされていることからも、最強グレード「ターボS E-ハイブリッド」の可能性が高いようです。
その場合、アップグレードにより、パワーと効率がわずかに向上すると予想され、最強出力は現行の670psから700ps近くまで向上する可能性もあり、現在入手可能な最速のSUVの1つであり続けることが保証されます。
キャビン内では、フルエレクトリック化されたインストルメントクラスターと、アップグレードされたインフォテイメントディスプレイ、新デザインのステアリングホイールを装備。
現在のカイエンで使用されている大きなシフトレバーは、911で使用されているコントロールと同じように、はるかに小さいものに取って代えられます。
カイエン改良型は、2022年末にデビューが予定されていましたが、遅れが生じており、2023年前半のワールドプレミアとなりそうです。