スズキ伝統のVツインスポーツ「SV650/X」に新色を採用した2023年モデルが登場

■ボディやフレーム、ホイールのカラーを一新

スズキは、650cc・V型2気筒(Vツイン)エンジンを搭載し、スリムで軽量なロードスポーツバイク「SV650 ABS(以下、SV650)」と、それをベースにレトロなカフェレーサー的スタイルを採り入れた「SV650X ABS(以下、SV650X)」の2023年モデルを発表しました。

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2023年モデルのSV650X ABS

Vツインエンジンが生む鼓動感や軽快なハンドリングなどが魅力のこれら2モデル。新型では、ボディやフレーム、ホイールのカラーを一新した新色を設定し、いずれも2023年2月3日(金)に発売されます。

●長年支持を受けるVツインスポーツ

スズキが誇るミドルサイズのVツインスポーツがSV650です。初代モデルは1999年に登場し、水冷90度Vツインエンジンが放つ鼓動感や、アルミ製トラスフレームなどの充実した装備が魅力のモデルでした。

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SV650 ABS(ラススパークルブラック/ソリッドアイアングレー)

国内では、一度カタログ落ちしましたが、2016年に復活。

新開発のエンジンは、ピストンのスカート部にスズめっきと樹脂コートを施すことで、シリンダーとピストンのフリクションを低減し、低回転から高回転までスムーズに吹け上がる特性に貢献します。

また、発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度などの情報を用いて、エンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」も採用。発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上しています。

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SV650 ABS(グラススパークルブラック)

ほかにも、スタータースイッチをワンプッシュするだけで、エンジンが楽に始動する「スズキイージースタートシステム」など、充実した装備を誇ります。

一方、SV650Xは2018年に登場したレトロスタイルの派生モデルです。645cc・V型2気筒(Vツイン)エンジンや、軽量でスリムな車体はそのままに、ヘッドライトカウルやセパレートハンドルなどの装備により、60年代に流行したカフェレーサーを彷彿とさせるフォルムを実現。

シート座面を立体感のある仕上がりにしたタックロールシートや、「SUZUKI」の文字を入れた燃料タンクなどにより、レトロ感をより強調していることも特徴です。

●継続色もフレームやホイールの色を変更

その2023年モデルでは、いずれもニューカラーを設定。SV650では、「リフレクティブブルーメタリック」と「ラススパークルブラック/ソリッドアイアングレー」といった新色を採用。

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SV650 ABS(リフレクティブブルーメタリック)

また、継続色の「グラススパークルブラック」も、フレームやホイールの色を、従来モデルのブルーからゴールドに変更し、より上質感をアップさせています。

一方、SV650Xでは、同じく新色の「マットソードシルバーメタリック」を採用し、1色で展開。スタイリッシュで大人の雰囲気あるれるボディに、高級感も加味します。

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SV650X ABS(マットソードシルバーメタリック)

価格(税込)は、SV650が80万3000円、SV650Xが84万7000円です。

(文:平塚 直樹

この記事の著者

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平塚 直樹

自動車系の出版社3社を渡り歩き、流れ流れて今に至る「漂流」系フリーライター。実は、クリッカー運営母体の三栄にも在籍経験があり、10年前のクリッカー「創刊」時は、ちょっとエロい(?)カスタムカー雑誌の編集長をやっておりました。
現在は、WEBメディアをメインに紙媒体を少々、車選びやお役立ち情報、自動運転などの最新テクノロジーなどを中心に執筆しています。元々好きなバイクや最近気になるドローンなどにも進出中!
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