■『M-Terrain』(エム-テレイン)、市販型はGMCハマーEVと対峙
中国「東風汽車」が展開する高級ブランド「Mengshi」が発売を計画している新型エレクトリッククロスオーバーSUV、「M-Terrain」(エム-テレイン)市販型プロトタイプが公開されました。
M-テレインは、2022年8月に四川省で行われた「成都国際モーターショー2022」で公開された電動クロスオーバーSUVコンセプトです。
そのイカつさから注目を集めましたが、最小回転半径は5.1メートルとコンパクトカー並の数値で実用性も高いのです。
2ドアモデルと5ドアモデルが公開されていますが、プロトタイプは実用性の高い5ドアであることがわかります。
フロントエンドには、コンセプトモデルに似た十字のLEDを装備、市販型では、ブランドの「MORA」プラットホームを採用、際立つキャラクターライン、角張ったエッジが見てとれます。
キャビン内では、フラットボトムステアリングホイールを装備、中央の大型インフォテイメントディスプレイを配置、デジタルインストルメントクラスターも搭載されます。
中国カーメディア「Car News China」は、このM-テレインがフルエレクトリックと、レンジエクステンダーバージョンを提供すると見ています。
エレクトリックでは、140kWhのバッテリーパックを搭載し、4つの電気モーターを駆動して合計1000馬力を発揮。1 回の充電で500km (310 マイル) の走行が可能なほか、3 つの電子制御ロッキングディファレンシャルも備えているといいます。
一方、レンジエクステンダーバージョンは小型の65.88 kWhのバッテリーパックを搭載し、レンジエクステンダーとして機能する小型エンジンと800 km (497 マイル)の航続距離を実現します。
市販型のワールドプレミアは2023年内で、まずは5ドアモデルが先陣を切りますが、反響次第で2ドアスポーツモデルも発売される可能性がありそうで、市場では、GMCハマーEVと対峙することになるでしょう。