これがアウディ最強セダンだ。「A6 e-tron」最終デザインをプレビュー

■PPEアーキテクチャー採用、最大350kWの充電速度を可能にする800Vテクノロジーを特徴

現在アウディは、A6のEV版となる「A6 e-tron」の開発最終段階に入っていますが、発表を前に市販型デザインを予想プレビューしました。

予想CGを提供してくれたのは、お馴染みNikita Chuicko氏です。

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アウディ A6 e-tron 市販型 予想CG

先日はスカンジナビアでテストをするプロトタイプを目撃しましたが、スパイショットと入手している情報をもとに制作されており、信憑性は高いでしょう。

プロトタイプでは、カモフラージュでディテールが隠されていた上下2段のスプリットヘッドライト周辺のデザインも鮮明に描かれています。

スリムで鋭い上部セクションはLEDデイタイムランニングライトとターンシグナルとして機能し、下部セクションはメインビームと思われます。

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アウディ A6 e-tron 市販型 予想CG

足回りでは、空力的に最適化された新しいホイールセットを追加し、後部では流麗なリアウインドウとDピラーの傾斜、LEDデイタイムランニングライトを結ぶストリップライトも描かれています。

さらにバンパー下部には、スポーティーなデュアルディフューザーを装備しています。

市販型では、ポルシェと共同開発したPPE(プレミアム・プラットフォーム・エレクトリック)アーキテクチャを採用。

最大350kWの充電速度を可能にする800Vテクノロジーを特徴とするこのプラットフォームは、エアサスペンション、全輪操舵、トルクベクタリングもサポートします。

アウディ A6 e-tron_005EVスペックは最高出力476ps、最大トルク800Nmを発揮するデュアルモーターの搭載が予想されます。

この場合、停止状態から4.0秒未満で時速62マイル(100km/h)に達することができることになり、アウディの最も強力なセダンのひとつになるはずです。

ワールドプレミアへ向け順調に開発が進められていますが、デビューはあと数ヶ月後、最速でも2023年夏以降となると予想されます。

(APOLLO)

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APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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