■MLBプラットフォームのアップデート版を採用、全モデル電動化
アウディは現在、欧州Dセグメント『A4』ファミリー次期型を開発中ですが、ワゴンモデルとなる「A4アバント」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
豪雪のスカンジナビアでキャッチした2台のプロトタイプですが、どちらも厳重なカモフラージュが施されています。
ですが、ナンバー「297」は後部ドアとリアゲートに高電圧のステッカーが貼られています。一方ナンバー「425」の方は、リアフェンダー上部に、黒いプラスチック版で隠された充電ポートを配置、反対側の燃料口を隠すことにより、顕著にしています。
フロントエンドでは、薄くワイドな新グリルを装着、下部バンパーには台形の開口部も見えるほか、最終的には進化したヘッドライトや垂直エアカーテンも加わるでしょう。
側面では、エッジの効いたショルダーラインと新設計のフラッシュマウントドアハンドルを装備、緩やかに傾斜したルーフラインも確認できます。
注目は偽装されたルーフで、このプロトタイプが巨大なパノラマガラスルーフ、あるいはソーラーパネルルーフを採用している可能性があるといいます。
リアエンドでは、暫定的なデュアルエキゾーストパイプとテールライトを装備、後者の形状は現行型よりスリムなデザインを採用することを示唆しています。
キャビン内では、独立したデジタルインストルメントクラスターと、フローティングインフォテインメントシステムを搭載するほか、新設計されたステアリングホイール、スリムなエアベント、Q4で見られる最新シフターを備え、刷新されたセンターコンソールも期待できるでしょう。
次期型では、「MLB」プラットフォームのアップデート版を採用、全モデルが電動化されマイルドハイブリッドを提供。プラグインハイブリッドは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン+電気モーター、17.9kWhのバッテリーパックを搭載、システム合計最高出力299psと367psのラインアップが予想されます。
次期型A4、およびA4アバントの登場は、2023年後半となりそうです。