■歴代ランボルギーニモデルからインスピレーションを得ながら最新デザイン導入
ランボルギーニは2022年1月、往年のスーパーカー「カウンタック」を復活させましたが、カウンタックの後継モデルともなる、次世代スーパーカーを提案しました。
大手自動車メーカーのデザイナー、セザール・オリベラ氏が提供してくれた予想CGは「Ravietta」(ラビエッタ)と命名。「ムルシエラゴ」「ディアブロ」、そしてもちろん「カウンタック」などの歴代ランボルギーニモデルからインスピレーションを得ながらも、現代の最新デザインを用いています。
特に意識しているのはカウンタックで、その後継モデルという位置づけだといいます。
ラビエッタはカウンタックにインスパイアされたシャープなキャラクターライン、キャブフォワードのディアブロプロポーション、ムルシエラゴのようなアクティブエアインテークを装備しています。また回転式電話ダイヤルホイールも2000年代のランボルギーニを彷彿させます。
デザイナーのオリベラ氏は、「ラビエッタは、未来のランボルギーニがどのように見えるかについての私の考えです。ランボルギーニのDNAを新鮮な方法で再解釈し、シアンのような最近のモデルからのモダンなデザインの手がかりを組み合わせた未来的なデザインです」と語っています。
その結果、Y字型のフロントライトシグネチャーや、テールライトを組み込んだエンジンコンパートメント上部のスラブなど、ランボルギーニのデザインよりモダンな要素も組み込まれています。
ガラスルーフ、前方カメラ、垂直に積み重ねられた排気管などの要素はすべて新設計されたデザインも導入。全体として、クラシックなランボルギーニV12デザインと、モダンなミニマリストの美学を調和させようとする試みと言えるでしょう。
最後にオリベラ氏は、「ラビエッタは、車体のフロントコーナーからリアコー ナーに至るシンプルなボーンライン、つまりキャラクターラインを特徴としており、ボディに構造を作り出しています。動的な方法で上から下半分に分割し、動きのある感覚を生み出しており、車体下部の赤い仕上げは、アグレッシブな性質を強調しています」と締めくくっています。
プロジェクトを共有してくれた、セザール・オリベラ氏に感謝したいですね。